リスクモンスターは6月16日、第7回「隣の芝生(企業)は青い」調査の結果を発表した。調査は 2026年3月5日~3月6日、 20~59歳の男女800人を対象にインターネットで行われた。

知人・友人の勤務先を羨ましく思わない人は約6割

「知人や友人の勤め先に対する羨望の有無」を調査したところ、「羨ましいと感じたことがある(以下、羨ましい)」(回答率41.3%)が「羨ましいと感じたことはない(以下、羨ましくない)」(同58.8%)を下回り、約6割の人が知人・友人の勤務先を羨ましいとは感じていないことが明らかとなった。一方で、前回2023年第6回調査から「羨ましくない」は7.9ポイント低下し、第5回以降3回連続で低下していることから、「羨ましい」と感じる人の割合は増加傾向にあることがわかった。

回答者別に、「性別」、「婚姻」、「企業規模」などの分類で集計したところ、性別「女性」(同48.0%)、婚姻「既婚」(同46.2%)、企業規模「ベンチャー企業」(同54.5%)において、他者を大きく上回る水準で「羨ましい」と回答しており、羨望度が高い傾向が表れた。

  • 図表A 第7回「隣の芝生(企業)は青い」調査/知人・友人の仕事に対する羨望の有無

    図表A 第7回「隣の芝生(企業)は青い」調査/知人・友人の仕事に対する羨望の有無

地方公務員、国家公務員、トヨタ自動車が7回連続トップ3

知人・友人の勤め先を羨ましいと感じている人に対して、「羨ましいと思う勤務先」を調査したところ、1位「地方公務員」(回答率14.7%)、2位「国家公務員」(同12.8%)、3位「トヨタ自動車」(同3.9%)、4位「伊藤忠商事」(同3.1%)、5位「NTTドコモ」(同2.9%)となった。「地方公務員」、「国家公務員」、「トヨタ自動車」は、第1回調査から7回連続でトップ3を守り続けており、「公務員」に対する羨望度の高さと、民間企業における「トヨタ自動車」の安定感が表れている。

  • 図表B 第7回「隣の芝生(企業)は青い」調査/羨ましいと思う勤務先ランキング トップ20

    図表B 第7回「隣の芝生(企業)は青い」調査/羨ましいと思う勤務先ランキング トップ20

羨ましい理由の1位は「給料」

知人・友人が勤める企業について、羨ましいと感じる理由を調査したところ、「給料が高い」(回答率63.9%)が最も多く、次いで「福利厚生が充実している」(同44.5%)、「会社に安定性がある」(同38.5%)、「休みが取りやすい」(同27.2%)、「会社の知名度が高い」(同27.0%)となり、上位5項目は前回調査と同様の順位となった。特に、上位3項目は、調査開始以降7回連続でトップ3を独占し、根強く羨ましいと感じる要素となっている。

また、「給料が高い」が年収別の全区分で最多回答となっており、自身の年収水準に関わらず、高収入であることが羨望を感じる大きな要因とうかがえる。

  • 図表C 第7回「隣の芝生(企業)は青い」調査/羨ましいと感じるポイント(全体・年収別)

    図表C 第7回「隣の芝生(企業)は青い」調査/羨ましいと感じるポイント(全体・年収別)

勤務先への満足度が低い人ほど、隣の芝生が青く見える傾向に

自身の仕事・勤務先への満足度を調査したところ、自身の仕事に「満足していない」と回答した人の6割超が、「羨ましい」と回答していることから、仕事に対する満足度が低い人は、知人・友人が勤める企業を羨ましく感じやすい傾向にあるといえる。

  • 図表D 第7回「隣の芝生(企業)は青い」調査/自身の仕事・勤務先への満足度と羨望の有無

    図表D 第7回「隣の芝生(企業)は青い」調査/自身の仕事・勤務先への満足度と羨望の有無

「満足していない」人の羨望の有無を属性別に集計したところ、性別「女性」(回答率51.3%)、世代「30代」(同52.6%)、婚姻「既婚」(同50.8%)、職業「公務員」(同53.3%)の4項目において、図表Aの属性別の最多回答となっている点から、自身の仕事に満足していない人の傾向が、全体の羨望度に大きく影響している様子がうかがえる。

  • 図表E 第7回「隣の芝生(企業)は青い」調査/自身の仕事・勤務先不満層における知人・友人の仕事への羨望の有無

    図表E 第7回「隣の芝生(企業)は青い」調査/自身の仕事・勤務先不満層における知人・友人の仕事への羨望の有無