ネオマーケティングは6月9日、「ハンタウイルス」に関する調査の結果を発表した。調査は2026年5月22日~5月25日、全国20歳~69歳の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。

ハンタウイルス肺症候群とは、オルソハンタウイルス属のウイルスを病原体とする感染症であり、呼吸不全、循環不全を呈し死亡することがある。北米や中南米で患者発生がある。日本国内では患者発生の報告はない(厚生労働省公式サイトより)。

ハンタウイルスの認知

  • 「ハンタウイルス」を知っているか(n=1,000)

    「ハンタウイルス」を知っているか(n=1,000)

「どういうものか知っている」は10.8%にとどまり、内容まで把握している人は少数であることが確認された。一方で「名前は聞いたことがある程度」が38.6%で最多であり、名称だけが先行して伝わっている状態がうかがえる。「なんとなく知っている」28.1%を含めると、何らかの形で名前に触れたことがある人は77.5%にのぼる一方、「聞いたこともない」も22.5%存在し、認知の深さには大きなばらつきがあることが示唆される。

63.7%が「不安」と回答

  • ハンタウイルスについてどのように感じているか 回答者:ハンタウイルスを何らかの形で知っている人(n=389)

    ハンタウイルスについてどのように感じているか 回答者:ハンタウイルスを何らかの形で知っている人(n=389)

「とても不安」22.6%と「やや不安」41.1%を合わせると63.7%が不安を感じており、認知者の多数が不安を抱えていることが確認された。「あまり不安はない」12.3%・「全く不安はない」5.4%を合わせた不安を感じない層は17.7%にとどまる。名称だけでなく内容に触れている層ほど、得体の知れなさが不安として表れやすい構造がうかがえる。

感染経路の理解にはばらつき

  • ハンタウイルスはどのようにして人に感染すると思うか(複数回答) 回答者:ハンタウイルスを何らかの形で知っている人(n=389)

    ハンタウイルスはどのようにして人に感染すると思うか(複数回答) 回答者:ハンタウイルスを何らかの形で知っている人(n=389)

「糞・尿に触れる」59.4%、「ほこりを吸い込む」56.3%が上位を占め、ネズミの排泄物を介した感染という認識は一定程度浸透していることが確認された。一方で「感染した人から人へうつる」38.8%、「蚊に刺される」7.2%という回答も一定数みられる。認知者の中でも理解にはばらつきがある。

野生のネズミとの接触経験は「なし」が6割超

  • 野生のネズミを見かけたり接触したりした経験(複数回答、n=1,000)

    野生のネズミを見かけたり接触したりした経験(複数回答、n=1,000)

「いずれも経験したことがない」が61.6%と過半を占め、多くの人にとって野生のネズミとの接触は身近な経験ではないことが確認された。経験者の中では「公園・河川敷・街中で見かけた」15.8%が最多であり、屋外の生活動線上での目撃が中心となっている。一方、「直接触れた」2.6%は少数にとどまり、接触の度合いとしては目撃が大半を占める構造がうかがえる。

正しいと思う予防対策の最多認知は「マスク着用」

  • ほこりを吸い込まないための対策として正しいと思うもの(複数回答、n=1,000)

    ほこりを吸い込まないための対策として正しいと思うもの(複数回答、n=1,000)

「マスク着用」52.7%、「ゴム手袋着用」51.0%、「手洗い」49.3%が上位に挙がり、基本的な感染予防行動は一定程度認識されていることが確認された。一方で、ほこりを舞い上げてしまう「掃除機やほうきで吸い取る・掃く」15.9%や、「乾燥していれば素手で拭き取ってよい」5.6%といった回答も一定数みられる。さらには「わからない」人も30.3%にのぼる。

なお、本調査は、生活者におけるハンタウイルスの認知度および予防対策に対する「認識」を調査したものであり、医学的な予防効果を推奨・保証するものではない。