炭焼き ミンナミ食堂

鎌倉から藤沢へと続く、のどかな江ノ電沿い。線路のすぐ脇に、ふと足を止めたくなる趣深い建物があります。それが今回訪れた「炭焼きミンナミ食堂」です。今回は、古民家食堂でいただくランチ定食を紹介します。

江ノ電を眺めながら過ごせる古民家食堂

炭焼きミンナミ食堂は、明治創業の薪燃料問屋さんをリノベーションした建物です。レトロな空間で、ゆったりとくつろいで食事ができます。

お店の名前が書かれた提灯が目印。ガラガラとガラス戸の引き戸を開けると、そこはタイムスリップしたような別世界。左手にキッチンとカウンター席があり、目の前に2階へと続く階段があります。

炭焼き料理がメインでありながら、店内には煙たさや強いにおいは全くありません。モダンに整えられた古い建物には清潔感があり、服へのにおい移りを気にせず食事が楽しめます。

筆者が座ったのは2階の窓際、このお店の特等席です。木の格子窓から、走っている江ノ電がよく見えました。食事が運ばれてくるのを待っていると「ガタンゴトン」という低い響きとともに、緑色の車体が窓先を通っていきます。

電車が通り過ぎるたびに、窓から伝わる微かな振動と迫力に、思わず「おおっ」と声を漏らしてしまいます。湘南の日常を象徴する光景をこれほど間近に独り占めできるなんて、電車好きでなくともワクワクせずにはいられません。

備長炭で焼く魚か肉の定食メニュー

メニューは、備長炭でじっくりと焼き上げる魚と肉の定食が中心です。魚は、あじの塩焼き、銀鱈の西京焼き、サバの文化干し。肉は、炭焼きチキン、国産牛の粗挽きハンバーグ、豚ロースの西京焼き。

お店の方に伺うと「まずは魚か肉か、その日の気分や好みで選ぶお客様が多いですよ」とのこと。

注文は、イマドキなモバイルオーダー形式。自分のスマホでQRコードを読み取ると、画面には詳しいメニュー内容や価格、チキンの味付けの選択肢などが分かりやすく表示されます。どれも美味しそうで迷ってしまいましたが、今回は「炭焼きチキン定食の海苔わさび」を注文することにしました。

表面はパリッと中はジューシーな炭焼きチキン定食

運ばれてきた盆の上には、目にも鮮やかな料理が並んでいます。メインのチキンの上には、これでもかというほどたっぷりの刻み海苔。その下に隠れた鮮やかなグリーンのわさびが、食欲をそそるコントラストを描いています。

備長炭の遠赤外線効果でしょうか。チキンの身は驚くほどふっくらとジューシーで、噛み締めるたびに鶏肉本来の濃い旨味が、ジュワッと口いっぱいに広がります。わさびは決して辛すぎず、鼻に抜ける爽やかな風味が、海苔の香りと溶け合って、チキンの脂を上品に引き立ててくれます。

脇を固める小鉢やお味噌汁も、決して妥協がありません。お出汁がしっかり効いたお味噌汁を啜(すす)れば、ホッと肩の力が抜けるよう。味がしっかり染み込んだ大根の煮物は、甘めの味付けがどこか懐かしく、ご飯との相性も抜群です。

メインだけではなく、お味噌汁や小鉢も丁寧に調理されているのを感じました。

ゆっくりと食事がすすむ炭焼きミンナミ食堂での贅沢な時間

「ミンナミ食堂」という店名は、店主のお名前にちなんでいるだけでなく「皆に囲まれた温かい場所」という意味も込められているそうです。実際に、お友達同士やカップルで訪れているお客様を多く見受けました。

メニューには「おこさまプレート」があったので、ご家族で訪れるのも楽しそうです。電車が好きなお子さんなら、絶対に喜んでくれるでしょう。

最後にお水をひと口飲み、また次の江ノ電が通り過ぎるのを見送ります。筆者は、お腹だけでなく、心までのんびりと満たされていることに気づきました。

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最寄り駅 湘南江の島駅, 片瀬江ノ島駅, 湘南海岸公園駅, 江ノ島電鉄線, 小田急江ノ島線, 湘南モノレール
住所 藤沢市片瀬4丁目16-26
駅徒歩 江ノ島電鉄線湘南海岸公園駅より徒歩1分
営業日 火曜日、 水曜日、 木曜日、 金曜日、 土曜日、 日曜日
営業時間 11:00~21:30
営業時間詳細 ランチ(水~日):11:00~なくなり次第終了(店舗にお問い合わせください) ディナー(水~日):17:00~21:30 火:11:00~17:00
定休日 月曜日
定休日詳細 月曜日が祝日の場合翌火曜日が休み
予約 電話予約
電話番号 0466-76-7110
支払い方法 現金、 クレジットカード、 QRコード決済
支払い方法詳細 QRコード決済:PayPay
席数 30席
貸切 貸切可能
駐車場 無し
お子様連れ 可能
開業年月日 2026-04-05