ときわ台ときわ通りクリニックは、全国の30〜50代男女550人を対象に、「ストレス・生活習慣・自律神経の乱れ」に関する調査を実施した。その結果、約7割が日常的に身体の不調を感じていることが分かった。
「寝ても疲れが取れない」「朝からだるい」「理由もなくイライラする」といった“なんとなく不調”は多くの人に共通する悩みとなっており、特に働き世代である30〜50代では広く見られた。背景には、長時間労働やスマートフォン・PC利用の増加、慢性的なストレスなど、現代特有の生活環境が影響しているとみられる。
実際に、ストレスや生活習慣の乱れによる不調を「よくある」「時々ある」と答えた人は66.4%に上った。一方で「感じたことはない」は1割程度にとどまり、不調が多くの人にとって身近な問題になっている実態が浮かび上がった。
具体的な不調の内容では、「イライラ・気分の落ち込み」(40.3%)、「慢性的な疲労感・だるさ」(38.8%)、「肩こり・首こり」(33.8%)が上位に挙がり、精神面と身体面の両方に影響が及んでいることが分かる。自律神経は睡眠や血流、消化など体のさまざまな機能を調整しており、そのバランスが崩れることで不眠や頭痛、胃腸不調など幅広い症状につながる可能性がある。
一方で、不調を感じた際の行動としては「睡眠・休養を増やす」が27.8%で最も多かったが、「特に何もしない」「我慢してやり過ごす」といった回答も目立った。医療機関を受診する人は少数にとどまり、不調を抱えながらも対処に至っていない人が多い状況がうかがえる。
生活習慣については、「睡眠不足・不規則な睡眠」(16.9%)、「運動習慣がない」(14.0%)、「ストレスを感じることが多い」(13.2%)などが上位に挙がり、自律神経の乱れにつながりやすい状態にある人が多いことも明らかになった。スマートフォンやPCの長時間利用も含め、日常の生活そのものが体に負担をかけている可能性がある。
さらに、健康診断で生活習慣の改善や数値異常を指摘された経験がある人は約4割にのぼるものの、改善に至っていないケースも多い。こうした“病気ではないが不調がある状態”は「未病」と捉えられることもあり、早期のケアが重要とされる。
今回の調査からは、多くの人が慢性的な不調を感じながらも、「年齢のせい」「忙しいから仕方ない」と捉え、十分な対策を取らないまま過ごしている実態が明らかになった。クリニックでは、不調を放置せず、生活習慣の見直しや適切なケアを行うことが重要だとしている。




