ビザ・ワールドワイド・ジャパンは5月26日、対面決済におけるキャッシュレス決済およびモバイル決済の使い分けに関する調査の結果を発表した。調査は2026年3月、本調査(全国18~69歳のキャッシュレス利用者)19,279人および事前調査(18~69歳の一般消費者)30,000人を対象にインターネットで行われた。
キャッシュレス決済は9割超に定着
事前調査によると、対面での支払いにおいて、9割以上(92%)の人がキャッシュレス決済を利用しており、現金のみで支払いを行う人は、全体の1割未満(8%)にとどまっている。キャッシュレス決済が半分以上を占めるキャッシュレス派が約6割(約57%)を占め、キャッシュレスは多くの人の日常に定着している。
決済手段は「スムーズな体験」で選択
本調査からは、決済手段を選ぶ際に、「支払いの簡単さ・スムーズさ」といった決済時の体験を重視している消費者が多いことが明らかになった。
クレジットカード/デビットカードによるモバイル決済を利用している理由について、「レジでの支払いが簡単、スムーズで楽」(41%)が上位に挙げられた。また、「ポイント付与や還元率が高く、お得」や「財布を持ち歩かなくてもよい」、「使えるお店が多く、日常の買い物で使いやすい」といった利便性と経済的なメリットも支持されており、決済における重要な選択基準となっている。
モバイル決済は拡大、若年層で高い利用
こうしたニーズを背景に、モバイル決済の利用は広がっている。事前調査では、クレジットカード/デビットカードによるモバイル決済を利用している人は4割超(43%)に拡大している。さらに、モバイル決済を月1回以上使う人は約6割にのぼり、若年層ほど利用率が高く、男女ともに年代が上がるにつれて低下する傾向が見られた。
日常の買い物シーンに広がるモバイル決済
モバイル決済は、特別な場面だけでなく日常生活の中でも広く利用されている。クレジットカード/デビットカードによるモバイル決済を1年以内に利用した人は、スーパーマーケット(61%)やファーストフードなどの飲食店(56%)、コンビニエンスストア(51%)、ドラッグストア(48%)など、日常生活に身近な店舗での利用が上位を占めている。
この結果から、モバイル決済は日々の買い物の中で自然に活用されていることが分かる。
複数のモバイル決済手段を「使い分ける」が主流に
モバイル決済の普及とともに、消費者は単一の手段に集約するのではなく、目的やシーンに応じて複数を使い分ける傾向が主流となっている。
本調査では、現在、複数のモバイル決済を使い分けている/使い分けたいとする「使い分け派」が約7割(69%)、「集約派」が約3割(31%)と、利用頻度が多い人ほどモバイル決済を使い分ける傾向がみられる。今後の意向については、「使い分け派」が約6割(59%)、「集約派」が約4割(41%)とやや「集約」の意向が高まる一方、「使い分け派」が引き続き主流となっている。また、約9割の人が「支払い時間」、「キャッシュレス」、「ポイントやお得な情報の積極活用」に関心を示しており、スムーズな決済体験と利便性が重視されていることがうかがえる。




