パーソルキャリアは2026年5月18日、貯金と年収、仕事の価値観に関する調査の結果を発表した。調査は2025年12月23日~26日、全国の社会人1~10年目の男女20~34歳3,078人を対象にインターネット調査形式で行われた。
貯金額
社会人1~10年目の現在の貯金額(株式や投資信託なども含む)は、全体平均で451万円となった。男女別では男性535万円、女性368万円で、年次別では194~673万円となり、年次が上がるにつれて増加傾向に。
また、6年目から7年目にかけて最も増加しているが、7年目から8年目にかけて減少していた。
現在の貯金額の分布を見ると、「1~100万円未満」(20.8%)が最も多く、「0円」と回答した人は9.0%で「およそ10人に1人は貯金ゼロ」という結果に。
理想の年間貯金額は、年次別では、173~321万円と幅がある一方で、いずれの年次でも「100万円」と回答した人が約3割を占めていた。「年間100万円」をひとつの目安としている人が一定数いることがうかがえる。
年収
社会人1~10年目の現在の年収は、全体では「300~400万円未満」(22.6%)が最も多く、次いで「400~500万円未満」(19.9%)、「300万円未満」(19.7%)となった。また、500万円未満の層が全体の62.2%を占める結果に。
年次別に見ると、1~2年目と3~5年目にかけて年収500万円以上の割合が増加し、5年目以降は年収500万円以上の割合は30%台前半で推移。
一方で、年収300万円未満の層は年次が上がるにつれて減少するものの、9~10年目で再び増加する傾向も見られた。
目標とする年収額を聞いたところ、全体では「500~600万円未満」(16.1%)が最も多く、次に「400~500万円未満」(14.9%)、「600~700万円未満」(11.1%)が続いた。
年次別では、年収1,000万円以上と回答した人の割合の合計は5年目(14.0%)が最多で、9年目(13.9%)、6年目(13.7%)が続く結果に。
収入アップのために取り組んでいることについて尋ねると、全体では「特に取り組んでいることはない」(38.9%)が最多に。一方で、収入アップに向けて何らかの行動をしている人の取り組み内容を見ると、「資格取得」(26.4%)が最も多く、次いで「スキルアップ」(21.7%)、「資産運用」(18.2%)となった。
年次別では、社会人2年目を除くすべての年次で「特に取り組んでいることはない」が最多となり、5年目・6年目・10年目では4割を超える結果に。2年目では「資格取得」に取り組む人が35.1%で最多となり、「特に取り組んでいることはない」と回答した人の割合は全年次の中で最も低い結果となった。
また、1~6年目では「資格取得」や「スキルアップ」が上位に挙がる一方で、7年目以降では「資産運用」に取り組む人の割合が増加しており、年次によって収入アップに向けたアプローチに違いが見られた。
仕事の価値観
仕事・キャリアとプライベートの優先度についての質問では、全体では「どちらかといえばプライベートを優先している」(35.6%)または「プライベートを優先している」(34.6%)と回答した人が70.2%という結果に。
全年次でプライベートを優先する人の割合は6割を超えており、一貫してプライベート重視の傾向が見られる。一方、「仕事・キャリアアップを優先している」「どちらかといえば仕事・キャリアアップを優先している」の割合の合計は、社会人3年目(35.4%)が最も高く、次いで4年目(35.1%)、2年目(32.6%)となった。
また、6~7年目および9~10年目では同割合が24~27%台にとどまり、他の年次と比べて低い傾向が見られた。
お金を使う優先順位
お金を使う優先順位について、基本的な生活費(家賃や光熱費、食費など)を除いたうえで聞いたところ、全体では1位「趣味・娯楽」(28.5%)、2位「資産形成・投資」(16.9%)、3位「交際費」(11.6%)という結果に。
年次別に見ても、すべての年次で「趣味・娯楽」が1位となった。また、「資産形成・投資」は社会人2年目以降で2位となっており、若いうちから将来を見据えた資産形成を重視する傾向がうかがえる。










