ENEOSが協賛するラジオ番組「ENEOS FOR OUR EARTH -ONE BY ONE-」(毎週土曜14時よりJ-WAVEにて放送)でナビゲーターを務める堀田茜さんが、神奈川県川崎市にあるENEOS野球部のとどろきグラウンドを訪れ、どんな活動を行っているのか取材しました。

2月28日・3月7日にはその模様が番組でも放送されましたが、ここでもその内容を一部ご紹介していきます。

  • ENEOS野球部のみなさん

    ENEOS野球部のみなさん

現役選手9名をはじめ、多数のプロ野球選手を輩出するENEOS野球部

ENEOS野球部は日本野球連盟に所属している社会人野球チームです。1950年に「日石CALTEX野球部」として創部し、創部から間もなく全国大会の常連となりました。1956年には都市対抗野球大会で初優勝を果たし、現在までに同大会で最多となる12回の優勝を誇るなど、国内屈指の社会人野球チームとして数々のタイトルを獲得しています。都市対抗野球大会には、社員やその家族はもちろん、取引先からも多くの人々が応援に駆け付け、野球というスポーツを通して一体感が醸成されています。

ENEOS野球部は数多くのプロ野球選手を輩出しており、2026年3月時点では糸原健斗選手(阪神)、高梨雄平選手(読売)、塩見泰隆選手(東京ヤクルト)、鈴木健矢選手(広島東洋)、藤井聖選手(東北楽天)、度会隆輝選手(DeNA)など9名が現役選手として活躍しています。2025年のドラフト会議では、飯田琉斗選手が東京ヤクルトスワローズから7位指名を受け、入団を果たしました。

コンディション管理は食事から、選手たちの胃袋を支える食堂

ENEOS野球部のクラブハウスを訪れた堀田さんを案内してくれたのは、ENEOS野球部主将の山田陸人選手です。選手たちは朝食・昼食・夕食のすべての食事をクラブハウスの食堂でとっており、この食堂は体づくりやコンディション管理の中心となる場所といえます。

  • 選手たちのコンディション管理をささえる食堂

    選手たちのコンディション管理をささえる食堂

食堂は、練習や試合のスケジュールに合わせて、決まった時間にしっかり食事がとれるように管理されています。献立は寮の管理人さんが中心となって考えていますが、バイキング形式のため選手一人ひとりの意識が重要です。例えば、関根智輝選手は、自分の身体に合った栄養摂取を心掛け、食堂で食べる1日3食に加え、バナナやプロテインなどの間食を取り、1日5~6食は食べると話していました。 野球で高いパフォーマンスを発揮するために、食堂は非常に重要な場所となっているのです。

トレーニングにはピラティスやヨガも導入

クラブハウス内にあるトレーニングルームで、堀田さんが「バーベルやダンベル以外にも見たことのないトレーニング機器がたくさんありますね」と第一印象を伝えると、山田選手は「野球は全身で行うスポーツなので、全身を鍛えることはもちろんなのですが、ケガ予防という観点でも非常に重要な役割を果たしています」と説明。最近では、ウェイトトレーニングでパワーを強化するだけでなく、やりたい動きに合った必要な体作りを行うため、ピラティスやヨガも導入しているそうです。

  • トレーニングルームの堀田さんと山田陸人選手

    トレーニングルームの堀田さんと山田陸人選手

続いて、堀田さんと山田選手は室内練習場に移動。ここでは、天候に左右されることなく、バッティングや守備などの基礎練習を行うことができます。バッティング練習では、「〇アウト、ランナー〇塁」というように実際の試合さながらの状況を設定し、その状況に応じてバント、犠牲フライ、ヒットエンドラン等を選手自らが判断し実践して練習を行っていました。

選手たちの1日のスケジュールは、7時30分に朝食、9時00分に練習開始、12時00分に昼食、13時30分に自主練習、17時30分に夕食といった流れです。平均して1日あたり7時間ほど練習をしているそうですが、これは練習・試合・大会の状況によって変動するそうです。

基本的には週に3~6日稼働し、完全なオフは1日となります。自主練習では、選手それぞれが工夫した練習メニューを取り入れているそうです。例えば、村上裕一郎選手は竹バットを素振りに使用しており、普段使用しているバットよりも長めの竹バットを使うことでスイングスピードが上がり、ボールがより遠くへ飛ぶようになったそうです。

野球の楽しさを伝える小・中・高校生向けの野球教室も開催

ENEOSグループはグループ行動基準の一つとして「市民社会の発展への貢献」を掲げています。ENEOS野球部はこの行動基準に基づき、「スポーツ・文化の振興」「次世代選手の育成」「地域社会への貢献」を目的として、小学生・中学生・高校生を対象に、野球の楽しさや魅力を伝えながら基礎的な技術指導を行う野球教室を毎年開催しています。2025年度は、ENEOSグループの製油所や活動拠点がある地域を中心に、全国11か所で開催しています

  • 野球教室の様子

    野球教室の様子

堀田さんは野球教室について、山田選手に加えて、柏原史陽選手と川口凌選手にもインタビューしました。堀田さんが「地域の子供と接する時に、何か意識していることはありますか?」と尋ねると、川口選手は「まずは僕たちが率先して、盛り上げること。そして僕たちのプレーを間近で見てもらって、“野球楽しいな”とか、“ENEOSの選手はスゴイな”と思ってもらうことをいちばん意識しています」と答えていました。

  • 堀田茜さん、山田陸人選手、川口凌選手、柏原史陽選手

    左から、堀田茜さん、山田陸人選手、川口凌選手、柏原史陽選手

また柏原選手は「僕は北海道札幌市と三重県四日市市に行き、中学生や高校生に技術指導をしてきました。四日市では、学生の皆さんとトークイベントを実施し、技術的なこと以外にも、生活面のことや、『社会人野球とは?』『ENEOSとは?』といったことについても話してきました」と、遠征の経験を語りました。参加した子どもたちから「こんな選手になりたい」「これからは練習への向き合い方を変えたい」といったお礼のお手紙を受け取ったり、保護者や開催地域の主催者から「ぜひ来年も開催してほしい」という言葉をもらうこともあるとのこと。山田選手は「来てくれた時よりも笑顔で帰ってくれたことが印象的でした」と、子供たちとの交流の印象を話してくれました。

2026年の目標は2大大会の優勝、さらには伝統・文化の次世代への継承も

2026年のENEOS野球部は「必勝~For the Team やり遂げる~」というスローガンのもと、勝つことに対して最大限の努力と準備をし、社会人野球の2大大会である都市対抗野球大会と社会人野球日本選手権の優勝を目指して活動していくそうです。前者の本大会出場を勝ち獲るためには、まずその西関東予選を突破する必要があります。さらに、“チームが勝つために全員がやるべきことを徹底し、最後までやり続ける”というENEOS野球部の伝統・文化を、次の世代にも繋げていくとしています。

  • スローガンのフラッグ

    グラウンドに掲げた「必勝~For the Team やり遂げる~」というスローガンのフラッグ

取材後、堀田さんは「どんなシチュエーションでも選手たちが練習できるような施設がきちんと整っていますし、このクラブハウスのサポートの強さを感じました。それがそのままENEOS野球部の強さにもつながっているのだと感じました」と話していました。