「ラカントS」を展開するサラヤはこのほど、「血糖値・カロリーと健康に関する調査」の結果を発表した。調査は2026年3月3日~3月5日、全国の20代~50代の男女500名を対象にインターネットで行われた。

20~50代の約半数が運動習慣なし

最初に、日々の運動習慣について調査したところ、47.2%がほとんど運動する習慣はないと回答。さらに月に1回未満の層を合わせると、半数以上の51.6%が日常的な運動を行っていない実態が明らかになった。

世代別で見ると、ほとんど運動しないと答えた割合は20代で40.0%だったが、30代で48.0%、40代で49.6%と増加し、50代では51.2%と過半数に達した。仕事や家事で忙しい毎日、ウォーキングやヨガといった軽い運動の時間さえ確保するのは、難しいのが現実のようだ。

健康診断の結果や体型の変化が気になりつつも、運動による対策が難しい現代人にとって、生活習慣や日々の食事でいかに無理なくカロリー・糖質をコントロールするかが、健康維持の現実的な解決策になると考えられる。

  • 運動の頻度

    運動の頻度

約半数が血糖値やカロリーを気にしている

自身の血糖値や摂取カロリーについての質問では、全体で49.4%と約半数が気にしていることが分かった。特に40代で56.0%、50代で53.6%が数値を意識していたが、20代でも4割以上が注視しており、全世代を通じて健康数値への関心がある状況だ。

具体的な対策としては、「夜遅い時間の食事を控える(31.2%)」や「日常的に歩く距離を増やす(28.4%)」「十分な睡眠時間を確保する(28.0%)」「腹八分目を心がける(27.6%)」など、身近な工夫が上位に挙がった。一方で、糖質やカロリー制限として具体的な対策をしていない人が理由として挙げたのは、「忙しすぎて自分の健康を考える時間がない(神奈川県・49歳男性)」「我慢する方がストレスだから(京都府・27歳女性)」といった切実な声や、「健康は気になるけど、欲望が勝ってしまって、結果的に何もしていない(大阪府・49歳女性)」などだった。健康への意識はありながらも、多忙な日常や心理的なハードルから、行動に移せないジレンマを抱える実態が浮き彫りになっている。

  • 血糖値・摂取カロリーに対する意識の有無

    血糖値・摂取カロリーに対する意識の有無

  • 【年代別】血糖値・摂取カロリーに対する意識の有無

    【年代別】血糖値・摂取カロリーに対する意識の有無

40代・50代の多くが健康診断で何らかの指摘を経験

健康診断等の結果については、50代の60.0%、40代の44.8%が何らかの指摘や予備軍の判定を受けた経験があることがわかった。具体的な項目では、50代で「コレステロール値・中性脂肪(30.4%)」、「血圧(25.6%)」、「肥満(24.0%)」が上位となっており、40代でも「肥満(24.0%)」や「血糖値(15.2%)」への指摘が目立つ。

一方で、20代30代では指摘を受けたことがない層が約7割にのぼるものの、それと並んで「健康診断を何年も受けていない」層が3割を超えている実態も判明した(20代34.4%、30代32.0%)。加齢とともに具体的な健康課題が顕在化する一方で、若年層では自身の数値を正確に把握できていない未受診層の存在が浮き彫りになっている。

  • 健康診断での指摘・既往項目

    健康診断での指摘・既往項目

  • 【全体】健康診断での指摘・既往項目

    【全体】健康診断での指摘・既往項目

  • 【年代別】健康診断での指摘・既往項目

    【年代別】健康診断での指摘・既往項目

20代30代女性の約4割が糖質・カロリー制限を実施

現在、糖質やカロリーの制限を行っている人は全体で29.0%となった。属性別で見ると、30代女性の実施率が40.4%(「行っている」「ある程度行っている」の合計)に達し、全世代の中で最も高い結果となっている。次いで20代女性も36.5%となっており、20代・30代女性の多くが制限を日常に取り入れている実態が判明した。

具体的な制限内容としては、「主食(炭水化物)を減らす(52.4%)」や「野菜から先に食べる(49.0%)」が上位に挙がっており、食事の量や順番を意識するスタイルが主流のようだ。また、「甘いものを控える(40.0%)」や「砂糖の量を減らす(35.2%)」といった回答も多く、甘味の摂取を自制することで調整を図る傾向が強く見られた。一方で、「低カロリー甘味料を使う」人は13.8%に留まっており、我慢に頼らない持続的な制限手法の活用にはまだ伸び代がありそうだ。

あわせて食生活の悩みを聞くと「つい間食をしてしまう(31.6%)」や「甘いものがやめられない(30.4%)」が上位に。また「食べるものを制限したくない(27.0%)」という声も多く、無理な我慢をせずに健康を維持したいというニーズが根強いことも分かった。

  • 糖質・カロリー制限の実施状況

    糖質・カロリー制限の実施状況

約半数が週に数回以上「砂糖・甘味料」を使用

普段の食生活における砂糖や甘味料の使用頻度に関する質問では、「毎日(14.4%)」使用する層をはじめ、週に数回以上使用する人は合計で53.8%と、約半数にのぼることが分かった。一方で「自分ではほとんど使わない」という回答も38.8%見られ、特に男性(45.2%)ではその傾向が顕著だった。女性は約7割が何らかの頻度で使用しており、日常的な調理や飲料において甘味料が欠かせない存在であることが伺える。

自分では砂糖・甘味料を使わない層が一定数いるものの、自炊習慣や好みに合わせて甘味を取り入れる層にとっては、日々の摂取カロリーや糖質を左右する重要なポイントとなっているようだ。

  • 料理や飲み物に砂糖を使用する頻度

    料理や飲み物に砂糖を使用する頻度

甘味料の置き換え経験者は約3割

砂糖に代わる選択肢として、カロリーを抑えた「低カロリー甘味料」が存在するが、今回の調査ではこれらを他の甘味料に置き換えた経験がある人は、現在日常的に利用している層(4.8%)を含め27.6%となった。一方で、置き換え未経験層は全体で54.8%、特に男性では61.6%にのぼり、利用経験の有無に大きな差が見られる結果となった。

置き換えを実践している層からは、「少しでも痩せたい(大阪府・41歳女性)」、「血糖値の上昇を極力緩やかにしたい(埼玉県・47歳女性)」といった意見のほか、「罪悪感なく甘さを感じたい(東京都・38歳女性)」、「白砂糖は体に悪いと聞いているから(宮城県・46歳男性)」といった、健康と満足感の両立や安心感を求める声が寄せられた。

一方で、過去に挑戦したものの「断念した(10.0%)」層にその理由を聞くと、「味が不自然(48.0%)」や「価格が高い(46.0%)」が突出して多く、次いで「加熱すると味が変わる(14.0%)」や「砂糖との分量換算が面倒(12.0%)」が挙がった。健康への意欲は高いものの、味の質や使い勝手が継続のポイントとなっている実態が伺える。

  • 砂糖から代替甘味料への「置き換え」経験

    砂糖から代替甘味料への「置き換え」経験

  • 代替甘味料への「置き換え」を断念した理由

    代替甘味料への「置き換え」を断念した理由

また、カロリーオフ食品全般の「味(後味やコク)」に違和感をおぼえた経験について、「使用したことがない」人を除くと、約70%の人は経験があった。健康を意識しつつも、味の質が継続の壁となっている実態が明らかになった。一方で、砂糖の置き換えに課題はありながら、理想的な甘味料への期待感も伺える。砂糖の代わりに「おいしくてカロリー・糖類ゼロ、自然由来の甘味料」を「使いたい」または「どちらかというと使いたい」と回答した人は、合わせて過半数の52.2%にのぼった。味への違和感や使い勝手といった既存のハードルが解消されれば、日常的な砂糖の置き換えを検討したい層が一定数存在している傾向が見て取れる。

  • カロリーオフ食品・飲料の「味」に対する違和感をおぼえた経験

    カロリーオフ食品・飲料の「味」に対する違和感をおぼえた経験

  • 砂糖から「カロリー・糖質ゼロ、自然由来甘味料」への置き換え意向

    砂糖から「カロリー・糖質ゼロ、自然由来甘味料」への置き換え意向