クロス・マーケティングは2026年4月16日、全国20~79歳の男女2,400人を対象に実施した「耳に関する調査(2026年)」の結果を発表した。本調査は2026年3月19日〜20日の期間、セルフ型アンケートツール「QiQUMO」を用いたインターネットリサーチにより行われた。

イヤホン・ヘッドホンの使用率は20~30代で5割超

直近1か月間にイヤホンやヘッドホンを使用した人は「全体」で43%となった。若い年代ほど使用率は高く、20~30代では5割を超えている。使用頻度は「ほぼ毎日」が30%で最も多く、次いで「週に4~5日程度」や「週に2~3日程度」が続く結果となった。「ほぼ毎日」使用する層は20~40代で3割台と多く、2024年の調査時と比べ大きな変化は見られない。

  • 直近1か月間のイヤホンやヘッドホンの使用状況

    直近1か月間のイヤホンやヘッドホンの使用状況

保有タイプは「有線イヤホン」と「ワイヤレスイヤホン」が主流だが、20代では「ワイヤレスイヤホン」が66%に達している。主な使用シーンは「音楽を聴く」が72%、「動画配信・共有サービスの視聴」が50%であり、特に20代の「音楽を聴く」は80%と高い。

  • 保有タイプと使用シーン

    保有タイプと使用シーン

耳のために音量調節や長時間使用を避ける傾向

耳のために意識的に行っていることとして、「テレビ・ラジオの音量を控えめにする」や「音楽の音量を控えめにする」、「イヤホンやヘッドホンの長時間使用を避ける」などが挙がった。WHO(世界保健機関)が2050年までに25億人近くがある程度の難聴になるとの予測を発表する中、日常的なケアが意識されている。

  • 耳のために意識的に行っていること

    耳のために意識的に行っていること

将来の難聴に対して38%が不安を抱く

大音量や長時間利用による難聴(イヤホン難聴・ヘッドホン難聴・スマホ難聴)への将来の不安を聞いたところ、「かなり不安に思う」(10%)と「まあ不安に思う」(28%)を合わせて38%が不安を感じていると回答した。この割合は2024年調査から横ばいだが、利用頻度が高い20~30代で不安に思う割合がやや高い傾向にある。

  • イヤホン難聴に対する不安

    イヤホン難聴に対する不安

「スマホ難聴」の内容まで知る層は10%と低水準

スマホ難聴の認知率は、「名前も内容も知っている」が10%、「内容は知らないが名称は聞いたことがある」が32%で、合わせて42%が認知している。イヤホン/ヘッドホン難聴は、合わせて56%が認知している結果となった。いずれも2024年と同様の結果であり、使用頻度が高い若年層ほど認知率が低いという逆転現象が見られる。

  • スマホ難聴の認知率

    スマホ難聴の認知率