三井メディカルジャパンは2026年4月15日、30代から70代以上の女性300人を対象に実施した「骨盤臓器脱の認知・実態調査」の結果を発表した。本調査は2026年3月24日から25日の期間、クロス・マーケティンググループのQiqumoを活用したインターネット調査により行われた。
「骨盤臓器脱」の認知度は2割未満で「子宮脱」を下回る
骨盤臓器脱という言葉の認知について聞いたところ、79.7%が「知らない」と回答した。年代別では40代が85.0%、50代が83.3%にのぼるなど、どの世代でも十分に浸透していない実態が見られた。
一方で関連ワードの「子宮脱」は33.7%が聞いたことがあると回答しており、医学的な正式名称よりも昔ながらの言い回しの方が認知されている傾向にある。そのほかの疾患名では「直腸瘤」(21.7%)、「膀胱瘤」(19.3%)、「小腸瘤」(12.0%)、「尿道瘤」(7.7%)という結果であった。
病名だけでなく症状への理解も進まない現状
骨盤臓器脱が「骨盤の中の臓器が下がり、膣から出てくることがある状態」だと知っていたかという質問に対し、72.3%が「知らなかった」と回答した。
認識されている症状としては「下腹部や陰部の違和感」「何かが下がってくる・出てくるような感じ」「尿漏れ」が上位に挙がった。違和感や下がる感じが疾患のサインであると十分に結びついていない可能性がうかがえる。
家族に相談しづらく表面化しにくい悩み
もし自身に症状があった場合、家族に相談できるかを聞いたところ、41.3%が「相談しづらい」と回答した。
また、身近な人から骨盤臓器脱について聞いたことがある人は16.0%にとどまっている。本人が話しにくく周囲も気づきにくい環境にあるため、症状が表面化しにくい実態があるという。
受診よりも「インターネット検索」が優先される傾向
症状があった際にまず取りそうな行動は「インターネットで調べる」(35.3%)が最も多く、「すぐに医療機関を受診する」(27.0%)を上回った。このほか「ナプキンやおりものシートなどで様子を見る」(8.3%)や「何もせず我慢する」(2.7%)などの回答もあり、自己判断や様子見に流れやすい傾向が判明した。
7割が「年齢のせい」にして受診を後回しにすると回答
骨盤臓器脱のような症状があっても、「年齢のせい」「体質のせい」と思って受診を後回しにする人が多いと思うかという問いに対し、70.0%が肯定的に回答した。シニア世代に起こりやすい疾患という印象が、逆に「仕方ない」という諦めにつながり、適切な対処を遅らせている可能性がある。
若いうちから知っておくべきとの回答が約8割
骨盤臓器脱について若いうちから知っておくことが大切だと思うかという質問には、77.3%が肯定した。理由は「予防や対策を早く意識できるから」(37.7%)が最多となっている。30代でも症状があるとの回答が見られており、将来の自分に関わる健康課題として受け止められていることが分かった。
「フェミクッション電話相談窓口」の案内を強化
今回の調査結果を受け、三井メディカルジャパンでは専任のコールスタッフによる「フェミクッション電話相談窓口」(03-5319-2676)の案内を強化している。相談しづらさを解消するため、本人だけでなく家族からの相談にも応じる体制を整えているとのことだ。また資料請求も可能となっている。
紹介商品およびサービスの詳細
骨盤臓器脱の症状緩和を目的とした医療機器「フェミクッション」は、これまでに13万人以上が利用している製品だ。初めて使用する方向けの「フェミクッション スターターキット」は36,300円で販売されており、サポーターやクッション、布製ホルダーなどがセットになっている。また姉妹品として2025年9月に発売された「フェミクッションハピネス」も展開されている。










