TBS系ドキュメンタリー番組『世界遺産』(毎週日曜18:00~)では、「マチュピチュ歴史保護区」の後編を12日に放送。SNSでは、「あの霧の中に現れる空中都市を見たら人生観変わりそう」「まだ未発見の遺跡があるのか」など、その神秘に対するコメントが多く散見された。
同番組は今年で30周年。その第1回放送が「マチュピチュ遺跡」だったこともあり、この回は放送前から話題となっていた。マチュピチュ周辺には多くの密林があり、まだ発見されていない遺跡の探索にJICAも参加していることが紹介されたほか、マチュピチュ遺跡を見下ろす山、ワイナピチュや総延長約4万kmに及ぶ交通網「インカ道」が紹介された。
さらには、マチュピチュ村の元村長が実は日本人だったことも紹介。19世紀後半~20世紀にかけて、日本から多くの人々がペルーに移民し、現地で農業などを行った。ペルーに移民した一人、野内与吉さんはマチュピチュ村(集落)でホテルを経営。のちに温泉を発見するなどの功績で、マチュピチュ村の村長になったそうで、X(Twitter)では、「マチュピチュに日本人が?」「大正時代に、なんてアグレッシブな日本人がいたということを知れた」という驚きの声が上がっていた。
ほかにも、あまりの壮大な光景に「これは3時間枠で複数回にわたって放送するレベル」とのコメントや、「以前から知っているマチュピチュにも、まだまだ発見があるとは」などの声。また実際、訪問した経験がある人が懐かしみ、「次は、あの道を歩いてみたい」「俯瞰での映像が紹介されたが、数年前、自分はあそこにいたのか」「またペルーに行って、またマチュピチュに行きたい」と、思い出を噛み締めつつも、再訪を望んだ投稿も多くあった。
30年前に一度、放送されたマチュピチュ遺跡だが、令和の今、その光景がドローンによってより鮮明に、高画質で鮮明に立体的に映されたのはまさに圧巻だった。さらに「まだ発見されていない遺跡が密林の中に隠されている」といった新情報も、ドローンとレーザーという新たな技術によって新発見されたものであり、さらに同遺跡の神秘性が高まった。
マチュピチュが発見されたのは、今から100年以上前の1911年。遺跡そのものは15世紀頃のものと見られ、それを同番組が30年ぶりに新技術で再び放送した功績は大きい。放送の紹介にもあったが、現在はトレッキングツアーで、ガイドがテントを運んでくれ、専用の調理人までいるということで、この神秘の遺跡もより身近になったとも言える。
今後もさらなる高い技術と高画質の映像で、マチュピチュが紹介されることはあるだろう。これにより、より多くの人が「一度は訪れたい」とも思うだろう。この大自然と神秘の要塞。オーバーツーリズムなどで汚されることなく、いつまでもいつまでも、この世界に遺されていてほしいという想いもかき立てられた、有意義な放送であった。
この放送は、TVerで見逃し配信されている。
