今、SNSで2025年に販売終了した「ビエネッタ」の転生として話題になっているアイスがある。それが森永乳業の「Variche(バリッチェ)」。東海・北陸エリアで2025年3月に、西日本で2025年9月に先行販売。さらに、12月には東日本エリアでも数量限定販売を行った。先行販売時点ですでにSNSで「ご褒美スイーツ」として話題に。
そんな「Variche」が、今回4月13日から全国にてリニューアル発売する。早速発表会・試食会に参加してきた。
「Variche」の狙い
そもそも「Variche」とは表面の分厚いチョコをバリッと割ってから食べる新感覚カップアイス。ふんだんに使ったチョコを贅沢に味わえる。ちなみに、「Variche」という名前の由来は、チョコを割り砕く音の「バリッ」と、フランス語で「豊かな・贅沢な」という意味をあらわす「riche」を組み合わせた造語のようだ。
同社マーケティング本部 事業マーケティング部 冷菓事業部長 迫口真輔氏によると、今回の商品は、同社のPARMやpinoが代表するチョコレートアイスのバリエーション展開戦略の1つとして開発されたとのこと。
PARMやpinoの「滑らかな口どけ」や「チョコとバニラアイスが同じタイミングで溶け合う感覚」を残しつつ、新たな「バリッ」という音や食感を楽しむ商品として意識したという。
また、同社マーケティング本部 事業マーケティング部冷菓事業部マネージャーの山本雄大氏によると、チョコバニラアイス市場は、なめらか系と食感系に二分するとのこと。
「Variche」は確実に後者だが、食感系チョコバニラアイスの中でも"カップアイス"は市場にまだない。ここを狙ったというわけだ。
実はこの商品、構想から今回の全国発売まで、8年かかっているのだとか......! 初めの3年は大容量で手で揉んでチョコを砕くことを想定していたそう。しかし新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、大容量で取り分けるのは手間や感染リスクがあり、この設計は断念。
2022年に現商品につながる個食タイプへの改良検討を開始。容器、チョコ、売価の変更を経て、満を持して今年、全国でリニューアル発売。これは、期待がせずにはいられない!
リニューアルした点について山本氏は「昨年の先行販売の際に得意先やお客様のお声をいただき、バニラアイスを改良しました。先行発売当初は、どうしても"チョコ"を食べてもらいたいアイスということでバニラアイスの存在感は薄めに、チョコ感を強めた味わいに設計していましたが、『もっとバニラ感を楽しみたい』というお声を頂きまして......」と話した。
「Variche チョコ&バニラ」(税別300円)実食
では、早速「Variche チョコ&バニラ」(税別300円)を実食。冷凍庫から取り出して3分が食べごろのようなので、それに従うことにする。
待つこと3分。蓋を開けると、全面チョコレートの表面に少しだけバニラアイスが出現している。このバニラアイスの溶け具合が"食べごろ"の合図なのかもしれない。
そしてもう1つ、表面のチョコに注目してほしい。何か気づかないだろうか......?
実は、表面のチョコがうっすらクローバー型になっている。この"クローバー型"が同社のこだわりの1つで、チョコの厚みを場所ごとに変えることで、スプーンを入れる位置によって食感や割れる音が異なる設計だという。
早速スプーンを入れてみると......
想像以上に「パリッ」ではなく「バリッ」に近い音を立ててチョコが割れる。ぜひ静かな空間で試してみてほしい。ちなみに、3分だと少し固めなので、もう少し柔らかい味わいが好きな人は+1~2分くらい待ってもよさそうだ。
早速口に運んでみると、チョコのビター感とバニラアイスの滑らかさの相性が抜群!
食べ進めると、中にも薄めのチョコの層があるものの、あくまでバニラアイスを引き立てながら食感を楽しめる仕様になっている。カップのフチのほうがチョコの厚みがあり、よりチョコ感を楽しめる。
「Variche チョコ&ストロベリー」(税別300円)実食
続いて、「Variche チョコ&ストロベリー」(税別300円)を実食。こちらは冷凍庫から出して4~5分くらいたった状態をいただくことに。
スプーンを入れると、先ほどよりやや柔らかくなっているように感じた。「バリッ」という音はもちろん健在。そして1番驚いたのが、スプーンを入れた瞬間の香りだ。いちごのフルーティーな香りがふわっと広がり、一瞬で贅沢なデザートの世界へと引き込まれるようだった。
ひと口含むと、言葉にするのは難しいが、いわゆる「いちごのお菓子」とは一線を画す味わいだ。どこか人工的な甘さではなく、果実そのものを使ったスイーツのような、みずみずしく上品なフルーティーさが広がる。この感覚、ぜひ一度体験してみてほしい。
ビエネッタと関係があるの?
冒頭でも記載したように、同商品は販売を終了している「"ビエネッタ"の転生」としてSNSを中心に話題になっている。
これについて、山本氏に直接聞いてみた。
山本氏によると「実は8年前から開発をしていたので、今回販売終了のタイミングとたまたま販売が重なっただけなんです。開発自体もPARMやpinoを意識していたので......」とのことだった。
まさかのタイミングが偶然重なっただけだったのだ。ただ、この一致が話題性を後押ししているのは間違いない。SNSでは地域限定の先行発売にもかかわらず「ビエネッタの後継者、うまい」「至福の時間」などと話題になっている。
そんな同社の自信作が、バニラアイスにもこだわったリニューアルバージョンで全国にやってくる。ぜひチェックしてみてほしい。












