JR北海道は、函館本線熱郛~目名間で3月31日に発生した盛土の表層崩落による長万部~蘭越間の運転見合わせについて発表した。復旧作業に着手したものの、4月3日時点で「運転見合わせ期間は、少なくとも今後10日間程度になる」と想定している。

  • 函館本線の長万部~蘭越間で終日運転見合わせに

    函館本線の長万部~蘭越間で終日運転見合わせに

発表によると、3月31日15時50分頃、融凍期点検を行っていた社員が線路脇の盛土の一部に変状を確認。その後の詳細調査で、延長約20mにわたり盛土の一部が浸食され、表層が崩れていることを確認したという。発生箇所は熱郛駅から約9km、目名駅から約6.5km。崩れた土の量は約100立方メートルにのぼる。原因について、融雪の影響で線路脇を流れる河川が増水し、盛土の「のり尻(最下端)」が徐々に浸食されて不安定化したことに加え、最大約1.8mの積雪の重みも加わり、盛土表層が崩れたと推定している。

この影響で、被災箇所を含む長万部~蘭越間を終日運転見合わせとし、普通列車9本を運休または部分運休に。これに伴う影響人員は「約70人/日」とされている。4月6日から長万部~倶知安間で代行バスを運行し、長万部駅6時5分発・13時0分発の2便、倶知安駅9時40分発・17時0分発の2便を設定。途中の黒松内駅、熱郛駅、目名駅、蘭越駅に停車するほか、長万部駅6時5分発と倶知安駅17時0分発の便はニセコ駅にも停車する。

当該区間では4月2日から除雪と工事用通路・施工ヤードの整備に着手し、その後、河川の切替、崩れた土の撤去、盛土の再構築を進める計画としている。ただし、「災害箇所付近にアクセス道路が無いため、作業に時間を要することが見込まれます」とも説明。運転再開時期については、改めて知らせるとしている。