「ものすごいものを読んでしまった」――。鈴木福が、強烈な内容で知られる原作を読んだ率直な感想を明かした。

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鈴木福「熱い気持ちで演じることができた」

テレ東のドラマ『惡の華』(4月9日スタート 毎週木曜24:00~24:30)の記者会見が行われ、鈴木福、あの、井頭愛海、中西アルノ(乃木坂46)が登壇した。

電子コミックを含め全世界累計325万部を突破した、押見修造氏による同名漫画を実写化したドラマ『惡の華』。この原作を読んだ時の感想として、春日高男役を演じる鈴木は「ものすごいものを読んでしまったというのが、正直な感想といいますか。最初の感覚としては、それが一番大きくて」と話しつつ、「この役を演じることに対してのハードルの高さを改めて感じて。でも、読めば読むほど、そして役が近づけば近づくほど、春日の持っているものは本質的なところで僕らと近いところがあるということにすごく共感して、熱い気持ちで演じることができたなと思っています」と充実した表情を浮かべた。

また、役作りで大事にしたところを聞かれると、鈴木は「中身の部分で言えば、とにかく原作をたくさん読ませていただいて、自分と春日を近づけていくところ」だと答えつつ、「見た目の部分で言うと、髪型もそうですし、ちょっとでもかわいらしく見えるように。体つきも大人っぽく見えないように筋トレを控えて、少し細くしていくような、表情も含めて、追い込まれている感じを目指していました」と回想。

さらに、春日に共感した部分があったかという質問を受けると、「僕はポジティブに生きてきて。それは自分のイヤな部分や気づきたくないところを、うまく見ないふりして、いいところを伸ばすのがうまかったと思うんです」と前置きした上で、「この作品で改めて、自分のできないことであったり、自分が見たくない自分であったりを、春日を通して見ているようで、そこにものすごく共感して。僕はちょっとネガティブ要素が増えたというか。いい意味にしたいとは思っているんですけど、自分はこんなにウジウジした人間だったっけ? と思います」と自己分析していた。

鈴木が演じる春日高男は、自分は他のクラスメートとは違うと思い込んでいる少年。ある日、ひょんなことから憧れのクラスメート佐伯奈々子の体操着を盗んでしまい、その光景を見ていた仲村佐和に翻弄され、自分も知らなかった自分と向き合っていく。

ドラマ『惡の華』第1話あらすじ

春日高男(鈴木福)は閉ざされた町で閉塞感が漂うなか、詩集『惡の華』を拠りどころにする中学生。唯一の希望はクラスメートの女神、佐伯奈々子(井頭愛海)。

ある放課後、忘れ物を取りに教室に戻ると、佐伯の体操着が落ちていた。思わず手に取り、匂いを嗅いでしまうが、突然物音がして衝動的に盗んでしまい逃げるように立ち去る。

翌日、罪の意識に苛まれていると、一部始終を見ていた仲村佐和(あの)に声をかけられる……。