
「醫王院 妙圓寺」は、のどかな平塚北西部の山里エリアに位置する天台宗の古刹です。
境内には金運向上の御利益があるといわれる銭洗弁財天を祀り、お寺のある住所にちなんで「土屋銭洗弁財天」の名称でも親しまれています。
平塚の中心部から遠く離れているにも関わらず、霊験あらたかな最強のパワースポットとしても知られ、遠方からの参拝客のほか、数多くの著名人も足繁く訪れる寺院です。
霊穴めぐりや銭洗い体験のほか、参拝する日によってはパワーアップを期待できる行事「土屋銭洗弁財天 妙圓寺」の見どころ、参拝方法などをご紹介します。
土屋銭洗弁財天 妙圓寺について
妙圓寺は天台宗の寺院で、正式名称は「和光山 醫王院 妙圓寺(わこうざん いおういん みょうえんじ)」。
寺院で配布しているパンフレットによると、江戸時代初期の1615年(元和元年)に比叡山の僧・舜尭阿闍梨によって中興されたと伝わっていますが、開山時期の詳細は不明です。
現在の本堂が再建されたのが1745年(延享2年)、辯天堂が1804年(文化元年)、岩屋霊穴に至っては約400年前に整備されたといわれており、歴史の重みを感じます。
今でこそお寺の周辺に民家や学校、工場などが点在していますが、昭和40年代中頃までは半径500m以内には民家が一軒もなかったそうです。
寺院までのアクセス
妙圓寺は平塚市の北西部、秦野市との市境近くに位置しています。公共交通機関を利用して参拝に訪れるなら、平塚駅からバスで30分以上かかります。
アクセスが良いとはいえませんが、マイカーでの参拝客向けに無料駐車場が用意されています。道路を挟んで設置されている第2駐車場は普通車100台収容可能な広々としたスペースです。
寺院のすぐ近くに神奈川大学のひらつかキャンパス跡がありますが、閉鎖により学生の姿が見られなくなったためか閑散としており、周囲は山里の牧歌的な雰囲気が漂います。
境内案内と参拝経路
こちらが格式のある山門です。
山門下には銭洗弁天参拝用の線香が販売されているので、あらかじめ購入しておくことをおすすめします。
境内全体の景観です。山門の真正面(写真では右側)が本堂、左側の高台にある建物が辯天堂、辯天堂を少し進むと稲荷宮に到着します。
銭洗弁財天のある岩屋霊穴は辯天堂の真下が入口となります。
参拝する順序が決まっていますので、山門下にある案内板に従って順番に参拝すれば、より強い御利益が期待できるとされています。
まず、本堂を参拝してから高台にある辯天堂と稲荷宮をまわり、最後に霊穴の銭洗弁財天に祈願する順番となります。
また、境内のトイレも御堂のように神々しいお姿ですが、お寺ではトイレのことを「ウスサマ明王堂」と呼び、炎の力で不浄を浄化するトイレの神様・ウスサマ明王を祀っているとのことです。
参拝する前に手水で心身を清めておきましょう。こちらの「本小松石手水」は真鶴町で採掘された、重さ6tにもなる本小松石で造られています。
土屋銭洗弁財天 妙圓寺の見どころ
境内には多くの御利益を期待できるパワースポットが豊富に存在します。主だったスポットを紹介します。
多くの御利益が期待できる「本堂」
280年以上の歴史がある格式高い本堂は、参拝時間内であれば自由に参拝することができます。
お寺の本堂というと遠慮して入りづらい印象があるかもしれませんが、入口は自動ドアになっていて気軽に入場可能、温かく迎えてもらえますよ。
本堂内には現御本尊である阿弥陀如来や旧御本尊の薬師如来、地蔵菩薩や不動明王など数多くの仏様が祀られています。
これほど間近にさまざまな仏様を拝め、御祈願できればきっと良いことがあるでしょう。
本堂内では、さまざまな御利益を期待できる御守や授与品が豊富に用意されています。
金運や子宝安産、健康祈願や必勝祈願などカラーバリエーションも豊富に約100種類ほどあるそうで、見ているだけでも楽しくなりますね。
特別行事のある日には限定の御守や授与品が用意されるので、こちらも気になるところです。
本堂内には俳優やスポーツ選手、ミュージシャンなど数多くの著名人のサイン色紙がぎっしりと飾られています。こちらのお寺の霊験の高さが伺えますね。
眺望も抜群の「辯天堂(寳珠殿)」
どんな願いも叶えてくださるといわれる弁財天(八臂宇賀辯財天)を祀る高台の辯天堂(寳珠殿)。
220年以上前の江戸時代に再建されたもので、釘を一切使用しない「一本くさび工法」によって建立されています。
鈴を鳴らした後に願い事を唱え、堂のまわりの廊下を時計回りに1周するのが正式な参拝方法だそうです。
好天に恵まれたせいか、こちらの辯天堂からの眺望も抜群です。
最奥部に鎮座する「稲荷宮」
辯天堂をさらに進むと、御稲荷様を祀る「稲荷宮」に到着します。立派な鳥居が神々しいですね。
洞窟めぐりが楽しめる「岩屋霊穴」
「銭洗い弁天」の宇賀神様を祀る岩屋霊穴は24時間いつでも参拝可能です。
霊穴の整備は約400年前から開始されたといわれ、今では全長50mにも及びます。歴代の住職や弟子が鑿(のみ)を使って手掘りしたそうで、その苦労が伺えます。
霊穴の内部には大日如来や如意輪観音などの石仏が安置されています。
霊穴の「胎内くぐり」は狭い箇所が多いので、くれぐれも頭上には注意しましょう。
霊穴の出口はお寺の前の道路につながっています。短い時間ですが異空間のような体験が楽しめますよ。
金運向上を祈願!銭洗い体験
岩屋御本尊の宇賀神様は、頭が老人、身体が蛇というお姿で、財宝をもたらす神様。岩屋の入口で伝教大師および天台大師とともに祀られています。
宇賀神像の下に安置されている法灯の火は、本山である比叡山延暦寺から分灯されたもので、1,200年間一度も消えたことがないそうです。
銭洗いの前に、あらかじめ山門で購入しておいた線香をあげ、参拝を済ませましょう。
土屋銭洗弁財天として親しまれている「銭洗い池」は、今まで一度も水が枯れたことのない神聖な池。この池の水でお金を清めたら御利益が何倍にも増えると伝えられています。
お金と一緒に清める紙札は、岩屋の前で販売されています。水に濡れても破れない作りになっていますので、安心してお清めしましょう。
銭洗い池に置いてあるザルのなかに紙札とお金を入れ、上から柄杓で池の水をかけて清めれば銭洗い祈願は完了です。
洗い清めたお金は、紙札と一緒にお財布にしまい、御守として大切にしましょう。
なお、12日に一度の「巳の日」と60日に一度の「己巳の日」には、弁財天様の力がより強まるそうなので、日程が合えば、ぜひその日に参拝するのもおすすめです。
巳の日限定の金色の紙札や御朱印、2ヶ月毎に色が変更になる土巳守を授与してもらえますよ。
弁財天様の御利益をさらに高めたい人には、護摩をお願いしてみるのもよいでしょう。12日ごとの巳の日に行われる護摩供で祈願してもらえます。
護摩木に氏名と年齢、願い事を記入して祈願するのですが、願い事は130種類あるハンコで押印可能です。巳の日に祈願すれば、自身の手で炎にくべる「添え護摩」が体験できますよ。
まとめ
土屋銭洗弁天 妙圓寺は、お寺の方もとても気さくで、幸せな気分で参拝できる寺院です。
御利益が高まる特別な行事も豊富で、限定の御守や御朱印を授与していただけるなど、何度でも参拝に訪れたくなる魅力があります。
交通アクセスは決して良好とはいえませんが、ぜひ訪れてほしいおすすめのパワースポットです。
天台宗 和光山 醫王院 妙圓寺(土屋銭洗弁財天)
参拝時間
通常:8:30〜17:00
己巳の日:6:00~21:00
岩屋霊穴・護摩木記入所は24時間参拝可能
アクセス
JR平塚駅または小田急秦野駅よりバス 「妙円寺前」下車すぐ
住所:神奈川県平塚市土屋1949
駐車場:あり(無料)






























