元プロ野球選手で野球解説者の古田敦也氏が20日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「WBCで見えた世界との差『野球も世界標準に』フルタが考える対応策は? 【WBC2026】」に出演。NPBにおいてもピッチクロックがいずれ導入されると思う理由を説明した。

古田敦也氏

古田敦也氏

商業的な側面からも持論を展開

今年のWBCでも注目を集めたピッチクロック。MLBでは2023年から本格導入されているが、現在のNPBの温度感について古田氏は、「消極的とまでは言いませんけどね。 ちょっとまだすぐに導入するって感じはない」と解説する。

その上で、「こうやって国際大会で国際ルールになったから、僕はもう入れなきゃしょうがないんじゃないかなと思ってるタイプなんですけど」と自身の見解を表明。導入を促す理由として、「毎年、国際大会あるし、たぶんこのルールのままやることになると思う」と国際基準への適応を挙げた。

また、古田氏は、「ビジネスっぽくなるけど、やっぱり放映権を売るためにはあんまり長いよりも(短いほうがいい)」と商業的な側面からも持論を展開。米国の事例を引き合いに、「アメリカも、ピッチクロックになる前は1試合平均3時間半ぐらいあったところが、今は3時間ぐらい、3時間切ったりする時もある。30分ぐらい短縮されている」と、MLBにおける劇的な試合時間短縮の効果を指摘した。

さらに、「小さくしたほうがパッケージとして、コンテンツとしては売りやすいってこともあって、日本もいずれ、入るんじゃないですかね」と続け、メディアコンテンツとしての価値を高めるためにも導入は避けられないとの見通しを示した。

もっとも、具体的なルール運用については、「15秒っていうのはさすがに早いかなって、ちょっと僕は思います」とも。世界標準への理解を示しつつ、現場感覚に即した調整の必要性も示唆していた。

【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。