Netflixシリーズ『九条の大罪』(4月2日世界独占配信)の配信直前イベントが23日、都内で行われ、柳楽優弥、松村北斗、池田エライザ、音尾琢真、ムロツヨシ、土井裕泰監督が登壇した。

  • 松村北斗

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「あっ、俺はこうなれないんだ」

国民的ダークヒーロー漫画『闇金ウシジマくん』作者である真鍋昌平氏による漫画『九条の大罪』は、2020年10月より『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)に連載され、現在までに単行本は15巻刊行、累計部数400万部を超える話題作。法とモラルの境界線を極限まで問い、これまでタブー視されてきた日常に潜む闇に切り込むことで現代社会の真実の物差しを揺さぶる物語が、ついに実写シリーズ化される。

Netflixシリーズ『九条の大罪』で、主人公・九条間人(柳楽)の元で働くエリート弁護士・烏丸真司役を演じた松村。この役を演じた感想を聞かれると、「特に入り口のあたりは、平均的な見方が多かったのかなと。そうなってくると、観ている方と同じ側に立っているというか。それが物語が進むなかで、烏丸なりの見方や偏見、モラルの形成が観ている方と深くリンクするのか、反していくのか。そういった役割を担っているのかなと思いました」と答えた。

また、柳楽との初共演について尋ねられると、「圧倒されっぱなしだったんですけど」と切り出し、「何かを共有して過ごす時間を作ってくださっていたなと思って。朝、必ず2人で四股を踏む時間があって」と回想。すると、柳楽はお互いの共通点として武道があったといい、「四股の重要さを(お互いに分かっている)」「スタッフも参加するようになって」「(北斗くんの)キレイな四股を拝みました」と明かし、笑いを誘った。

この話の流れに、イベントの司会を担当した荘口彰久が「四股以外で何か印象的なことはなかったですか? 今、四股だけになってますけど」とツッコミを入れながら、「俳優としてすごいな思った瞬間とか」と水を向けると、松村は「僕から言うのはおこがましいレベルの方なんですけど」と前置きした上で、「九条はこの世界の中で堂々と生きているし、生き生きしている。よく考えたら、当たり前といえば当たり前なんですけど、作るところはちゃんと作って、計算的に積み上げていく姿を見ると、必ず通らないといけないポイントやルートがどんどん増えていくのに、そこの湾曲があまりに滑らかですし、それでいて、そういうものが見えてこないって、たぶん技術とかセンスとか、そのどちらかとかではなくて、選ばれた人だけのお芝居なんだなと思って、ガッカリしました。『あっ、俺はこうなれないんだ……』みたいな。こんな気持ちになるくらい嫉妬が止まらないような憧れの方でした」と大絶賛していた。

Netflixシリーズ『九条の大罪』あらすじ

九条法律事務所の弁護士・九条間人(柳楽優弥)のもとに訪れるのは、半グレ、ヤクザ、前科持ちなどの社会のはぐれモノたち。「依頼人を守るのが弁護士の仕事」という信念から、法の名の下に彼らの刑を軽くする九条は「悪徳弁護士」として世間から非難を浴びていた。

ある日、九条法律事務所に、東大法学部主席で弁護士となった烏丸真司(松村北斗)が訪れ、ともに働くことになる。次々と反社会的な人物の弁護を行い、罪を軽くしていく九条と、疑問を抱きながらも彼のサポートをしていく烏丸。飲酒運転によるひき逃げ、違法薬物売買、介護施設における虐待、AV出演をめぐるトラブルなど、現代社会の闇を映す多様な事件を通じて、九条と烏丸はどのように依頼人の弁護に向き合うのか――。