【鎌倉 観光スポットレポ】鎌倉山神社 - 海と山を見守り続ける鎮守の…

緑豊かな鎌倉山に鎮座する、その名も鎌倉山神社(かまくらやまじんじゃ)。地元の方でも「存在は知っているけど、実際参拝したことはない」という方が少なくありません。

今回は、そんな鎌倉山神社の歴史や見どころなどを紹介。神社好きなら思わず唸ってしまう、そんな魅力にあふれています。

鎌倉山神社の歴史

創建時期ははっきりしませんが、社伝によると笛田の三嶋神社から分祀されたと伝えられています。そこで地元の人々からは、山ノ神(やまのかみ)や三嶋神社(みしまじんじゃ)とも呼ばれていました。

現代の名前に変わったのは1935年(昭和10年)、地元住民の浄財で改修されたタイミングで地元の地名を冠しています。

1946年(昭和21年)に宗教法人として認可され(※)、今日に至るまで人々に崇敬されてきました。

(※)『鎌倉市史 社寺編』では、この時点で鎌倉山神社に改称されたとしています。

鎌倉山神社の御祭神

こちらには山を司る大山津見命(おおやまつみのみこと)が祀られています。

古くから笛田村(山側)の農民守護と、津村(海側)の漁民守護を兼ね備えてきました。山の神様が海上安全もカバーしているのは不思議な気がしますが、山上から海の様子も見守ってきたのでしょう。

大山津見命の両親は伊邪那岐尊(いざなぎのみこと)と伊邪那美尊(いざなみのみこと)夫婦で、国産みに際して生み出されました。

この説は日本神話『古事記』に基づくもので、最古の歴史書『日本書紀』では伊邪那岐尊が軻遇突智(かぐつち)を斬った時に生み出された子となっています。

鎌倉山神社の見どころ

それでは参拝前に、境内の見どころを予習しておきましょう。

石造りの社殿

小ぶりながら重厚感に満ちた石造りの社殿は、うっすらと苔を生じて人々の信仰と歴史を感じさせます。シャープな玉垣や石燈籠と相まって、境内に神威を漂わせていました。

なお、社殿の屋根に刻まれた御神紋(神社の紋章)は、隅切折敷三文字(すみきりおしきにさんもんじ)または八角三文字(はっかくにさんもんじ)と呼ばれ、伊予大三島の大山祇神社(おおやまつみじんじゃ。愛媛県今治市大三島)にルーツを持ちます。

豊かな杜(もり)

境内を包み込む豊かな緑は、まさに鎮守の杜と呼ぶに相応しい美しさです。木々の枝越しに見上げる青空は、日常のせわしさをしばし忘れさせてくれるでしょう。

完備された掃除道具

社殿の裏手には倉庫があり、中には掃除道具が完備されていました。

すぐに使えるようになっているということは、日ごろ人々が丹精込めて手入れしている≒厚く信仰している証拠ですから、霊験あらたかなよい神社の印と言えるでしょう。

侘び寂び感あふれる手水鉢

自然石をきれいに丸く穿った手水鉢は、手前に配された石と調和して、茶室の蹲踞(つくばい)を連想させます。人々の美意識が感じられる趣向と言えるでしょう。

まとめ

今回は、鎌倉山神社について紹介しました。移動手段が不便で、また道がわかりにくいため、結局たどり着けなかったという方も少なくありません。

しかしそれだけに、たどり着けたときの喜びはひとしおというもの。かなり上級者向けの神社と言えるでしょう。

鎌倉山神社

参拝時間

24時間

※ただし照明が不十分なため、夜間の参拝はご注意ください。

休務日

社務所はありません。問い合わせや連絡は管理元神社へお願いいたします。

主な祭礼

例祭(れいさい) 8月8日

アクセス

所在地:鎌倉市鎌倉山2-27-11

鎌倉駅東口より京急バス「旭ケ丘」下車、徒歩10分(600m)

駐車場:なし(公共交通機関のご利用がおすすめ)

連絡先

管理元神社:御霊神社(鎌倉市坂ノ下)

電話:0467-22-3251

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