アサヒ飲料は3月12日に2026年の事業方針説明会を実施。業界のリーディングカンパニーとして、100年のワクワクと笑顔を消費者に届けるために、2026年は既存ブランドの進化と特別な飲料体験を創出するための新商品の展開に力を注ぐという。
泡立つ無糖抹茶や“コーヒー豆を使わない”未来のコーヒーが登場
既存ブランドとは異なる新商品として今回発表されたのは以下の3商品。どれも斬新なアイデアで、消費者に驚きや感動を提供する。
一つめはフルオープン缶入りの国産無糖抹茶「泡 MATCHA」。アサヒグループが缶飲料の開発で培った技術を生かしており、缶を開けると泡が立つとともに、奥深い抹茶のうまみとほのかな苦みを楽しめる。「無糖」と「ラテ」の2種類を2026年下半期までに発売予定。
2つめはコーヒー豆を使用しない、コーヒー代替飲料の「未来のBLACK」と「未来のLATTE」。気候変動の影響で、コーヒー豆の栽培に適した土地が減少する一方、世界のコーヒー消費量は増加している。そこで、コーヒーの未来に新たな選択肢を加えることをコンセプトに、コーヒーの代替素材と植物性のカフェインを利用した、新たな飲料を開発した。先行して「ラテ」を2026年内に、2027年には「ブラック」を発売する。
3つめはアメリカ市場で展開する「refrezz」。日本国内市場向けに味わいを再設計した「レモン&レモンバーム」、「アップル&ローズマリー」を9月に販売する。カロリー控えめで果実のほのかな甘さとハーブの香りが特徴で、家でのリラックスタイムに飲む、ウェルネススパークリング飲料を目指す。
「無糖炭酸」「水」「乳性」「エナジー」4ジャンルに注力
また、2026年は「無糖炭酸」「水」「乳性」「エナジー」の4つのジャンルにおける既存ブランドにも注力する。
同社の100年ブランドである強炭酸水「ウィルキンソン」からは、主流の500mlペットボトルのほか、250ml缶や1Lのスリムボトルを展開予定。また、「ウィルキンソン タンサン レモン」に続く取り組みとして、「果汁×無糖」の「グレフルスカッシュ」を今後販売する。加えて天然の炭酸水を使用した微発泡飲料「ASAHI TANSAN ORIGINAL」を4月中旬以降に、高級レストランやホテル、リゾート施設などで順次扱う予定だ。日本ではあまり浸透していない、食事中に飲む炭酸水の普及を目指す。
また乳性飲料のカルピスに関しては、「カルピス・ジャーニー」という名で全世代にカルピスを届ける新マーケティング戦略を練る。その一環として、ブランド史上一番すっぱい「酸味カルピス」のテスト販売を年内に開始する。通常2回の発酵を経て作られるカルピスの一次発酵乳を製品化しており、乳酸菌を含む強い酸味で年配の消費者からの「甘くないカルピス」のニーズに応える。
ほかにも「おいしい水」のラベルレスボトルの認知率向上や、アメリカ・ヤキマバレーで収穫した濃厚なコンコードグレープのみを使用した「Welch's プレミアム YAKIMA」の販売、エナジードリンク「モンスター」のマス顧客のリーチ強化といった取り組みを既存領域では目指すという。




