小田急箱根は、箱根湯本~強羅間を走る旅客列車の安全性向上を目的に、車内防犯カメラなどの安全関連装置を順次導入すると発表した。箱根登山電車で使用している計18両(100形と、1000形の一部車両は除く)を対象に、3月から順次実施するとしている。

  • 箱根登山電車の計18両を対象に、車内防犯カメラなどの安全関連装置を順次導入する

    箱根登山電車の計18両を対象に、車内防犯カメラなどの安全関連装置を順次導入する

導入するおもな装置のひとつに車内防犯カメラが挙げられ、迷惑行為と犯罪の抑止を図るとともに、車内の状況把握を強化し、防犯性と安心感の向上につなげる。あわせて、現在は通話機能のない非常ボタンのみ設置している車両もあるため、乗務員と直接会話できる「車内非常通話装置」に順次更新する。

車外においては、列車の到着・出発時にホーム上の利用者へ案内と注意喚起を行う車外放送スピーカーを設置する。車両側面に夜間や悪天候などの低照度環境でも鮮明に映像を確認できる側方カメラも設置し、乗務員室のモニターで確認できるようにする。これにより、乗降時の安全確認において精度向上を図るという。

その他、連結部での転落事故防止を目的に、停車時に注意喚起を行う「併結間転落防止放送装置」を設置。連結間の床下から4言語で注意喚起放送を行うしくみとする。超音波センサを用いてホームを検知し、ホーム側のドアのみ開扉できる「ホーム検知システム」も導入。ホーム以外の場所ではドアが開かないしくみで、誤開扉の防止につなげるとのこと。