南海電気鉄道とJR西日本テクシアは、3月24日から新今宮駅1番線ホーム(高野線)で「転落検知システム」の運用を開始すると発表した。

  • 転落発生時の通知(イメージ)

    転落発生時の通知(イメージ)

両社は駅ホームにおける安全性向上の取組みとして、新今宮駅1番線ホームで2025年7月1日から2026年1月30日まで転落検知システムの現地検証を実施。検知性能など各種機能について良好な結果を得られたことから、本格運用開始を決定したという。3月24日から新今宮駅1番線ホームで運用開始し、今後は必要とされるホームへの設置を順次拡大するとしている。

転落検知システムは、駅ホーム上に設置した2Dセンサにより、ホーム端と線路の境界部にスクリーン状の検知エリアを形成。これを遮る人や大きな荷物などの転落を自動的に検知し、接近する列車および駅係員に異常を通知するしくみとされている。

  • 検知エリア(イメージ)

    検知エリア(イメージ)

従来より、転落者などの異常に気づいた駅利用者や駅係員が非常通報ボタンを押下することで列車等へ異常を通知するしくみもあるが、転落検知システムはこれに加えて、転落した人などを自動的に検知し、人による操作を介さず即時に列車等へ異常を通知することが可能。これにより、異常発生時の通知までの時間が大幅に短縮されるほか、周囲に人がいない状況でも自動で検知・通知できるようになるという。

なお、転落検知システムと同時期に検証を開始したホーム端接近警報システムも有効性の確認と検証を進め、2026年度内の運用開始に向けて引き続き取り組むとのこと。