
2025年は防御率0.17と圧巻の投球でブルペンを支え、WBCメンバーにも選出された右腕。だが紅白戦で左アキレス腱を損傷し出場辞退。開幕絶望が決定的となった。[1/6ページ]
鉄壁リリーフにアクシデント
石井大智
[caption id="attachment_250331" align="aligncenter" width="530"] 阪神タイガースの石井大智(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:175cm/80kg
・生年月日:1997年7月29日(28歳)
・経歴:秋田工高専 - 四国・高知
・ドラフト:2020年ドラフト8位(阪神)
・2025年成績:53試合登板(53回)、1勝9セーブ36ホールド、42奪三振、防御率0.17
2025年は防御率0.17と圧巻の投球を披露し、WBCメンバーにも選出されていた石井大智。しかし、左アキレス腱損傷でWBCの出場を辞退し、開幕絶望が決定的な状況となっている。
高知ファイティングドッグスから2020年ドラフト8位で阪神タイガースに入団。ルーキーイヤーから一軍のマウンドを経験すると、プロ3年目の2023年にリリーフとして一軍に定着。
翌2024年は自己最多の56試合に登板し、4勝1敗30ホールド、防御率1.48と優れた成績をおさめた。
さらに2025年は、NPB新記録となる50試合連続無失点を記録するなど、無双投球を見せた。
同年のレギュラーシーズンでは、53試合の登板で1勝9セーブ36ホールド、防御率0.17と圧倒的な数字を残した。
第6回WBCの侍ジャパンメンバーにも選出されていた中、2月11日に行われた紅白戦で、ベースカバーへ走った際に負傷。左アキレス腱損傷の診断を受け、長期離脱を余儀なくされた。
WBCの出場辞退も決まり、阪神、そして侍ジャパンにとっても痛恨の離脱となった。
“ポスト村上”の期待を背負いドラフト1位で入団したスラッガー。春季キャンプは一軍スタートも左ハムストリングを損傷し離脱。開幕一軍入りが厳しい状況となった。[2/6ページ]
ドラ1ルーキーに試練
松下歩叶
[caption id="attachment_250333" align="aligncenter" width="530"] 東京ヤクルトスワローズの松下歩叶(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:181cm/87kg
・生年月日:2003年4月14日(22歳)
・経歴:桐蔭学園高 – 法政大
・ドラフト:2025年ドラフト1位(ヤクルト)
“ポスト村上”の期待を受け、ドラフト1位入団を果たした松下歩叶。ルーキーイヤーは春季キャンプ一軍スタートを切ったが、まさかのアクシデントに見舞われた。
法政大では、2年秋からレギュラーに定着。3年時から大学日本代表に選出された。
さらに、4年夏に行われた日米野球では打率.318(22打数7安打)、1本塁打、5打点の成績で大会MVPに輝いた。
強打の三塁手として注目を集め、2025年ドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから1位指名を受けた。
今春キャンプでは一軍メンバー入りし、実戦形式の打撃練習では昨年の新人王・荘司宏太から本塁打を放つなど、評価を高めていた。
しかし、2月10日に左脚の張りを訴えて全体練習を外れると、左ハムストリングの筋損傷の診断を受け、無念の戦線離脱。
ヤクルトにとっては、ドラフト1位ルーキーが3年連続で離脱する悲劇となってしまった。
2025年はチームトップの打点を記録し中軸を担った主砲。だが紅白戦で右膝を負傷し後十字靱帯損傷と診断。主力の離脱で開幕構想に大きな影響が出ている。[3/6ページ]
中軸打者に暗雲
頓宮裕真
[caption id="attachment_250332" align="aligncenter" width="530"] オリックス・バファローズの頓宮裕真(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:182cm/103kg
・生年月日:1996年11月17日(29歳)
・経歴:岡山理大付高 - 亜細亜大
・ドラフト:2018年ドラフト2位(オリックス)
・2025年成績:129試合出場、打率.249(473打数118安打)、13本塁打、54打点、1盗塁
2025年はチームトップの打点を稼ぐなど、打線を牽引した頓宮裕真。しかし、春季キャンプで戦線離脱を強いられ、開幕に暗雲が漂っている。
亜細亜大から2018年ドラフト2位でオリックス・バファローズに入団。捕手登録ながら打力を買われ、一塁や三塁で出場機会を増やした。
プロ5年目の2023年には113試合出場、打率.307、16本塁打、49打点の成績で首位打者を戴冠。一塁手部門でベストナインにも輝くなど、飛躍のシーズンを過ごした。
翌2024年は打率1割台に沈んだが、2025年はクリーンアップの一角を担った。
最終的に自己最多の129試合に出場。打率.249、13本塁打、54打点とまずまずの結果を残した。
プロ8年目の2026年も、中軸打者として活躍が期待されていたが、2月11日の紅白戦で右膝裏の違和感を訴えた。
その後の検査で、右膝後十字靱帯損傷と診断。早期復帰は難しいと見られている。
巻き返しを期すドラ1スラッガー。キャンプ二軍スタートから一軍合流を果たすも右ふくらはぎを肉離れ。勝負の年に痛恨の離脱となり開幕一軍へ黄色信号が灯った。[4/6ページ]
若きスラッガーが即離脱
浅野翔吾
[caption id="attachment_205847" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの浅野翔吾(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:171cm/86kg
・生年月日:2004年11月24日(21歳)
・経歴:高松商
・ドラフト:2022年ドラフト1位(巨人)
・2025年成績:29試合出場、打率.187(75打数14安打)、2本塁打、8打点、1盗塁
2025年は一軍、二軍ともに低調な結果となり、2026年は巻き返しを狙う浅野翔吾。しかし、右ふくらはぎの肉離れで戦線離脱を余儀なくされ、出鼻をくじかれる形となった。
高松商時代には、高校通算68本塁打を記録。世代屈指の評価を得て、2022年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団した。
ルーキーイヤーから一軍デビューを果たし、高卒新人ながらプロ初本塁打をマーク。
翌2024年は一軍で40試合に出場し、打率.240、3本塁打、18打点と着実なステップアップを見せた。
ところが、高卒3年目の2025年は、打撃不振や故障もあって29試合の一軍出場にとどまり、打率.187と低迷。
ファームでも46試合の出場で打率.205、2本塁打、19打点と苦しんだ。
2026年は春季キャンプ二軍スタートとなったが、2月5日に一軍合流。だが、チャンスを掴んだ矢先に右ふくらはぎの肉離れを発症し、リハビリ組に回った。
勝負のシーズンであったが、早くも開幕一軍に黄色信号が灯っている。
近年は故障に悩まされながらも再起を期すベテラン内野手。ポジションコンバート予定の中、春季キャンプで左内腹斜筋を肉離れ。新シーズンも厳しい船出となった。[5/6ページ]
ベテラン主軸の離脱
山田哲人
[caption id="attachment_242087" align="aligncenter" width="530"] 東京ヤクルトスワローズの山田哲人(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:181cm/81kg
・生年月日:1992年7月16日(33歳)
・経歴:履正社高
・ドラフト:2010年ドラフト1位(ヤクルト)
・2025年成績:108試合出場、打率.231(338打数78安打)、12本塁打、37打点、3盗塁
近年は故障に苦しむシーズンが続いている山田哲人。2026年も春季キャンプで左内腹斜筋肉離れを発症し、戦線離脱を強いられている。
履正社高から2010年ドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに入団。高卒4年目の2014年に二塁のレギュラーの座を掴んだ。
同年は日本人右打者シーズン最多安打記録(193本)を更新するなど、一気にブレイクを遂げた。
さらに、翌2015年には打率.329、38本塁打、100打点、34盗塁と傑出した成績を残し、最優秀選手(MVP)を受賞。
同年を含め、「3割・30本・30盗塁」のトリプルスリーを3度達成するなど、スター街道を駆け上がった。
しかし、2023年以降は故障が目立ち、成績は右肩下がりとなっている。
2025年は12年連続となる2桁本塁打こそクリアしたが、108試合の出場で打率.231、12本塁打、37打点、3盗塁という数字に終わった。
2026年は二塁から三塁へのコンバートが予定されていたが、まさかの負傷離脱。厳しいスタートを強いられている。
新人王として飛躍が期待された若き外野手。春季キャンプ序盤に右前腕屈筋を損傷し離脱。侍ジャパンサポートメンバーも辞退し復帰時期が注目される。[6/6ページ]
新人王にアクシデント
西川史礁
[caption id="attachment_245980" align="aligncenter" width="530"] 千葉ロッテマリーンズの西川史礁(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:182cm/88kg
・生年月日:2003年3月25日(22歳)
・経歴:龍谷大平安高 - 青山学院大
・ドラフト:2024年ドラフト1位(ロッテ)
・2025年成績:108試合出場、打率.281(417打数117安打)、3本塁打、37打点、1盗塁
春季キャンプ序盤に右前腕屈筋損傷の診断を受け、戦線離脱を余儀なくされた西川史礁。侍ジャパンのサポートメンバーに選出されていたが、辞退が決まった。
青山学院大では、3年時から4番に定着するなど、世代屈指の強打者として君臨した西川。迎えた2024年ドラフト会議では、2球団が1位指名。抽選の末に千葉ロッテマリーンズへの入団が決まった。
ドラフト1位の期待通り、ルーキーイヤーから「1番・左翼」で開幕スタメンに抜擢された。
シーズン序盤はやや苦しみ、二軍調整も経験したが、最終的に規定打席をクリアした。
同年は108試合の出場で打率.281、3本塁打、37打点、リーグトップとなる27本の二塁打を放ち、新人王に輝いた。
プロ2年目の2026年は、さらなる飛躍が期待されたが、右腕の故障によってまさかの戦線離脱。
だが、2月前半と早期の離脱となり、開幕までに復帰できる見込みがあるのは、不幸中の幸いと言えるだろう。
【了】