2位の『リブート』は、毎クール見ごたえある作品を世に送り出している日曜劇場枠での放送とあって、視聴者からの期待値も高く、世帯テレビオン率は10.6%を記録。主演の鈴木亮平を始め、戸田恵梨香、松山ケンイチといった豪華キャストが集結したことに大きな期待が寄せられたと考えられる。
このドラマは、妻殺しの罪を着せられた平凡なパティシエ・早瀬陸(松山ケンイチ)が、自らの潔白を証明し真犯人を見つけ出すため、愛する家族と過去を捨て、警視庁の悪徳刑事・儀堂歩(鈴木亮平)として生きる=「リブート(再起動)」するという、エクストリームファミリーサスペンス。
第1話は、早瀬が2年半前に失踪した妻の遺体が発見されたと知らされ、さらに身に覚えのない殺害容疑をかけられるという衝撃的な展開からスタート。警察から追われる身となった早瀬は、刑事・儀堂から協力を提案されるが、なんと儀堂が何者かに刺殺されてしまう。妻の同僚だった謎の公認会計士・幸後一香(戸田)から儀堂に顔を変えて生きる(=リブートする)ことを提案され、過去と家族を捨てて真犯人を探すことを決意する。
本作最大の話題となったのが、鈴木亮平と松山ケンイチによる「二人一役」。放送開始までシークレットとされていた松山がリブート前の早瀬陸役を演じることが判明し、SNSでは大きな盛り上がりを見せた。2人は撮影前から打ち合わせを重ね、お互いの癖や所作、呼吸まで徹底的に観察し合い、視聴者が違和感なく同じ人物と認識できるよう役を作り上げたという。その結果、松山から鈴木へと徐々に変わっていく演技は「気づいたら入れ替わっていた」「シンクロ率が高すぎる」と絶賛された。
序盤からハラハラドキドキする展開で視聴者を惹きつけ、嘘と真実が入り乱れる怒涛のスピード展開に、視聴者は目がくぎづけになったことだろう。第1話からさまざまな伏線が張り巡らされており、SNSでは早くも考察合戦が繰り広げられている。期待を裏切らない面白さで高い注目度を獲得した本作。今後もさらに盛り上がりが期待される、今期の大注目ドラマと言えるだろう。
『再会』女性注目度が圧倒的数値で1位
テレビ朝日の火曜ドラマ『再会~Silent Truth~』第1話は注目度66.6%で3位を獲得し、今クールの注目作となった。
本作は、人気作家・横関大氏の第56回江戸川乱歩賞受賞作『再会』を連続ドラマ化したヒューマンラブミステリー。主演は、数々の作品に出演し、その高い演技力が絶賛されている竹内涼真。ヒロインを務めるのは、圧倒的かつ幅広い表現力で人々を魅了し続ける井上真央だ。井上がテレビ朝日のドラマに出演するのは16年ぶりとあって、大きな話題となった。脚本は『フリーター、家を買う。』などで知られ、繊細な心理描写に定評のある橋部敦子氏が担当している。
物語の起点となるのは23年前。当時小学6年生だった飛奈淳一(竹内)は、仲が良かった同級生3人と共に、ある事件で使用された拳銃を小学校の桜の木の下に埋め、誰にも言えない秘密を共有した。
第1話では、刑事となった淳一が故郷の警察署に異動し、ある殺人事件の捜査を担当することになる。そこで、23年前に秘密を共有した仲間の一人で、初恋の相手でもある岩本万季子(井上)と、なんと刑事と容疑者として再会を果たすことに……。さらに、事件で使われた凶器が、4人で埋めた拳銃だったことも判明。23年前に埋めたはずの罪が、時を超えて同級生たちの人生を変えていく。いったい誰があの拳銃を掘り起こしたのか、そして殺人事件の真犯人は誰なのか――初回から多くの謎が提示され、一気に視聴者を物語の世界に引き込んだ。
この作品の魅力は、登場人物たちが抱え込むさまざまな思いや秘密が繊細に交錯するストーリー展開にある。橋部氏の脚本による丁寧な心理描写が、登場人物それぞれの内面を深く掘り下げ、視聴者をくぎづけにした。
視聴質データを見ると、女性の注目度が71.6%という圧倒的な数値で、見事1位を獲得。一方で、男性の注目度は58.1%で13位と、男女間で大きな差が見られた。この結果から、本作が特に女性層から高い支持を集めていることがわかる。主演の竹内涼真、井上真央といった特に女性人気が高いキャストが集結していること、そして切ない恋愛要素を含むミステリーという設定が、女性視聴者の心を強くつかんだのではないだろうか。
また、コア視聴層からの評価も高く、62.0%で1位を獲得しており、幅広い世代から注目されたことがうかがえる。23年という時を経て再会した4人の同級生が、過去の秘密と向き合いながら真実を追い求める本作。物語は今後ますますの盛り上がりを見せ、視聴者がくぎづけになる展開が予想される。見逃し配信も好調で、注目度のさらなる上昇も期待できそうだ。