JR東海の新型特急車両「385系」に関して、量産先行車として製作する8両のうち先頭車「クハ384-1」(8号車)と中間車「モハ385-301」(7号車)の2両が愛知県内の車両メーカー工場へ輸送された。385系の量産先行車は2026年春頃に完成し、走行試験の開始を予定している。
385系は、特急「しなの」で活躍する383系の置換えを見据えた新型特急車両で、現在は量産先行車1編成(8両編成)を製作中。エクステリアは「アルプスを翔ける爽風」をテーマに、アルプスの山並みを颯爽と駆け抜けていく風をイメージしてデザインしたという。先頭車は非貫通タイプとなり、前面展望により自然の景観に恵まれた中央本線の旅を演出する。車体長とドア位置を315系と統一する点も特徴のひとつに挙げられる。
車体側面に掲出したシンボルマークは、緑のグラデーションで信濃・木曽・美濃地区の森林、緑を基調とした大きなカーブと3つのラインで沿線の針葉樹、オレンジのカーブで曲線を走行するスピード感を表現。8両編成のうち4両(1・3・6・8号車)に各2カ所、計8カ所設置する。車内はグリーン車・普通車とも内装材に縦のラインや木目調を多く採用し、木曽地域にゆかりのある「木曽五木」のイメージを演出するとのこと。
385系は国内最速でカーブを走行できる383系の速達性を維持しつつ、新たに次世代振子制御技術を導入。さらなる乗り心地の向上と安全性の向上を図る。量産先行車の完成後、2026年度から約1年間にわたり実施予定の走行試験で、次世代振子制御技術等の確認も行う。なお、385系の量産車は2029年度頃の営業開始をめざすとしている。









