25日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『千鳥の鬼レンチャン』(毎週日曜19:00~)で、松浦航大が「サビだけカラオケ」の「鬼ハードモード」を初制覇した。

  • サビだけカラオケ「鬼ハードモード」初制覇を達成した松浦航大

    サビだけカラオケ「鬼ハードモード」初制覇を達成した松浦航大

通算挑戦回数39回で達成者ゼロの難関

名曲のサビだけを一音たりとも外すことなく10曲連続で歌い切れたら賞金100万円獲得となる「サビだけカラオケ」。これを達成した者が挑戦できる「鬼ハードモード」は、1曲目から高難易度のレベル5、後半5曲は全てレベル10に設定され、制覇すれば賞金200万円獲得となる。

約4年前に特番時代から創設され、挑戦者23人・通算挑戦回数39回を数えながらも、達成者ゼロという鉄壁の難関。その牙城を、ノーマルモード2度制覇、メドレーモード制覇という最多鬼レンチャン記録を保持する松浦が、ついに打ち破った。

改名という枷(かせ)を背負っての最終決戦

前回挑戦した鬼ハードモードで6レンチャンという結果に終わり、千鳥・ノブの発案により不本意な改名「ミセスタマキン初侍」を背負うことになった松浦。本来の名前を取り戻す条件は、あまりにも過酷な“鬼ハードモード9レンチャン達成”だった。

挑戦前からミセスタマキン初侍は「今日はいつもと流れが違う。達成するつもりで来ている」と自信を口にし、静かな闘志を燃やしていた。

難関続きの選曲、そして“初”へのこだわり

1曲目から鬼ハード最高記録保持者KAY-I(ROYALcomfort)が敗れた星野源の「ドラえもん」を余裕で歌い上げ、好スタート。5曲目まで順調に進み、レベル9は鬼ハードモード最初の関門。ここで選曲した、米津玄師の「LADY」を完璧に歌唱し、魔のレベル10ゾーンに突入する。

レベル10では歌ウマ芸人の河邑ミクやBENI&シェネルの最強タッグといった実力者たちが散ってきた超難曲が並ぶ。King Gnu「白日」を平井堅のモノマネで突破するという離れ業を見せ、さらに前回の敗退曲だったMrs. GREEN APPLE「Soranji」を地上波初の“ミセスものまね”で成功。自己ベストを更新した。

続く8曲目は、女王蜂の「メフィスト」を選曲。この曲は番組史上最大となる20音差の超難曲だ。「1位でなければ意味がない。初の称号が欲しい」と、その言葉通り、誰も挑んでいなかったこの曲をクリアし、歴史を塗り替えた。

そして名前奪還を懸けた9曲目は米津玄師の「LOSER」を歌い切り、松浦航大の名を取り戻した。

最終曲に懸けた人生、そして初戴冠

最終曲は、鬼レンチャン男性曲史上最高音とされるMrs. GREEN APPLE「僕のこと」。幼少期から歌に魅了され、北海道から上京。ボイストレーニングに通い、歌手を目指すも現実は厳しく、モノマネ転身後も批判にさらされた。それでも歌うことをやめなかった松浦。

「中途半端では帰れない。歌手としてデカくなった証が欲しい」と、その思いを乗せ、超高音を制し、鬼ハードモード初制覇。初代王者誕生の瞬間だった。

“ミセスタマキン初侍”との決別、そして感謝

達成後、松浦は「ミセスタマキン初侍のおかげかもしれない。失うものがない強さをくれた」と語り、名付け親・ノブへの感謝を口にした。

初登場から約3年、松浦の鬼レンチャンは“改名との闘争”の歴史でもあった。「ほい航大」「ホイコーロー」「チンジャオロース」――数々の理不尽な枷を乗り越え、最後に背負った名前もまた、成長の糧だった。

そしてこの日、ミセスタマキン初侍は役目を終え、松浦航大は“歴代最強シンガー”として、その名を刻んだ。

この快挙の模様は、TVer・FODで配信される。

(C)フジテレビ