テレビプロデューサーの佐久間宣行氏が26日深夜、ニッポン放送のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水曜27:00~28:30)に出演。バカリズム脚本の“すごさ”を語った。

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「バカリズムが書く女子の会話って…」

2027年前期のNHK連続テレビ小説『巡(まわ)るスワン』で、脚本を担当するバカリズム。佐久間氏は、「すごい! すごい! と思ってましたけど、ここまでとは」と話し、「演者として仕事しながら、朝ドラ書ける人いるんですか(笑)?」とビックリ。「朝ドラって、脚本家さんがすべてをとして書くもんじゃないの? この仕事で人生を変えるんだ! みたいな。一生ものになる代表作を作るんだ! ってことでしょ? 単独ライブとかやりながら、書くもんじゃないよね?」と“二足のわらじ”に感心しきりだった。

佐久間氏は、バカリズム脚本の“すごいところ”について、「男女も世の中のことも、全部フラットに書くというか。バカリズムが書く女子の会話って、男子に置き換えても大丈夫なの」と説明。「男が書く脚本は、必要以上に幻想化された女子が出てきて。“女子ってそんなもんじゃないよ”ってなる」としつつ、「バカリはフラットだから、男子校での会話を女子校に置き換えたテンションで書ける。実は、そっちが正しいんだよね。性別によるバイアスがないの。だから、あの人の書くものって、男女関係なく受け入れられる」と魅力を熱弁。

「何も起きない日常のほうが面白いっていう人だから。日常の会話を面白くしてる人」「長ゼリフがないんだよね。テンポなんだよね。それがいい意味で、演者を信用してるけど信用もしてないから、相づちまで全部書く。だから、あの人のテンポとかコント感が、ちゃんと作品に担保されてる」と話が止まらない佐久間氏。「俳優さんたちにとっては、“ご褒美仕事”らしいです。読んでるだけで面白くなるから」と俳優たちの反響も明かし、「“ご褒美仕事”です! って言われたいもんですよね(笑)」とその才能に感嘆した。

また、「どれだけ忙しくても、“バカリズムはもっと忙しい”“バカリズムに比べれば……”って。業界人としては、常に思ってるわけ。バカリズムと一緒に仕事してる我々は」と普段から刺激を受けている様子も。脚本家としてのバカリズムを、「最初は十何年前だよね? はじめて芸人を超えてやったことが、ここまでたどり着いたって。とんでもない偉業だと思うんだよな」と改めて称賛し、「バカリズム先生のように、新しいジャンルにグイグイ乗り出していきたい」「自分にとってそういうものを見つけたい」と気持ちを新たにする場面もあった。

なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。また、『オールナイトニッポン0』は、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」で放送と同時に映像でも配信中。放送後には「17LIVE」限定のアフタートークも配信されている。

【編集部MEMO】
佐久間宣行氏がパーソナリティを務める『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』は、2019年4月にスタート。前月に行われた発表会見では、「この年になって、夢がかなうことがあるんだなと。中学時代から聴いていた『オールナイトニッポン』にまさか43歳でオファーがあるなんて」と驚き、就職活動でニッポン放送に落ちたことに触れながら、「『オールナイトニッポン』のディレクターをやりたかったんです。でも、まさか演者として出るとは」と話していた。