全国各地でクマの目撃情報が相次いでいますが、本格的な冬が訪れれば冬眠するはず。冬眠の期間は? 餌は? そんな質問に答えるべく、上野動物園ではニホンツキノワグマの冬眠展示を実施しています。まずはクマがどんな格好で冬眠するのか、ちょっと覗いてみましょう。
今年は各地でクマによる人身被害が多発していて、不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。また、クマがいつ冬眠するのかが気がかりな方もいらっしゃるかもしれません。
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上野動物園では、2006年からニホンツキノワグマの冬眠展示を行っています。冬眠前にどのくらいえさを食べるのか?体重はどのくらい変化するのか?冬眠中はどんな様子か?冬眠はいつ明けるのか?公式Xでは、冬眠の経過を定期的に発信していきます。正しく知ることが、クマを理解することにつながります。
(写真は、過去の冬眠のようすです。)
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#オンラインで動物観察
#上野動物園ツキノワグマの冬眠展示
#ニホンツキノワグマ
#冬眠
(@UenoZooGardensより引用)
ふかふかの藁の上で気持ちよさそうに眠っていますね。もっと丸くなって冬眠するのかと思いきや、まさかのへそ天⁉ なんだか手足がかわいくって、人間の子どものようです。
この姿に、「クマ!って感じの丸いフォルムが可愛いですね」「動物園のクマも冬眠するのか!」「なんともかわいい寝姿、初めて見ました! 素晴らしい投稿をありがとうございます!」といった反応が。連日のように怖い・危険と報道されているクマですが、気持ちよさそうに寝ている姿は、素直に“可愛い”ですよね。
さて、現在14歳のメスのクマが冬眠の準備中だという同園では、冬眠に耐える体づくりのため、通常よりかなり多くえさを与えているのだとか。夏よりも体重を30%増量する必要があり、えさの量は、夏(約4,000キロカロリー)の3倍となる約1万2,000キロカロリー!!
カロリーで言われてもピンとこないと思いますので、画像で比較してみましょう。
葉物以外の食べ物が明らかに増量されています。この量を毎日用意しないと、クマは冬眠に入る準備が十分にできないというわけです。実は、筆者の近所でもたびたびクマが出没しているのですが、この辺の山でこれだけの果物やサツマイモを毎日確保するのはかなり困難ではないかと……。えさが容易に手に入らない野生のクマは本当に大変ですよね。子どもがいればなおさら。
一連の投稿に対し、さまざまな意見が寄せられています。
「知識不足が不安をより強くしますから、情報を発信していただけるのはありがたいです。 冬眠中のクマ、可愛いですね」
「人間にとって、危険な存在なのは確かだけどやっぱり駆除となると心が痛いな。。」
「野生の子達はお腹もすいて冬眠すらできない。山にいたら餓死、人の住む里山や市街地にでたら射殺 仕方ないのかもしれませんがかわいそう過ぎて、、」
「実際不安に感じてる身としては知識を得たから何だ? って感じ。その知識を得たら熊に襲われなくなるのか? そうじゃないでしょ? こっちがして欲しいのはそもそも襲われない様な対処をして欲しいの」
「出没地域に住んでる方々は今この瞬間も命の危機と隣り合わせの生活してますから。クマ可哀想なんて余裕無いですよ」
「熊のためにベストではなくとも、せめてベターな対策ができればいいのに」
"怖いけど可哀そう"という複雑な気持ちが見てとれるコメントが多く寄せられた今回の投稿。賛否両論あって当然だと思いますが、クマの事情を知らないよりは、知っていた方がいいのではないでしょうか。みなさんも、上野動物園でクマの冬眠を観察してみては?
今年は各地でクマによる人身被害が多発していて、不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。また、クマがいつ冬眠するのかが気がかりな方もいらっしゃるかもしれません。… pic.twitter.com/movO74k78s
— 上野動物園[公式] (@UenoZooGardens) November 14, 2025

