京阪ホールディングスと京阪電気鉄道は、大津線の併用軌道区間における安全性向上を目的として、AI技術を活用した運転支援システムの実証実験を開始すると発表した。ビーコア、Various Roboticsの2社と連携し、運転台に設置したカメラ映像をAIが解析して危険を検知し、運転士へ警告するしくみの有効性を検証する。
実証実験を行う併用軌道区間とは、道路上に軌道が敷かれ、自動車や歩行者が進入する可能性がある区間を指し、大津線の場合は上栄町~びわ湖浜大津間(京津線)と三井寺~びわ湖浜大津間(石山坂本線)が該当する。運転士はつねに自動車や歩行者の進入に注意を払う必要があり、心理的負担も大きいことから、AIによる支援で安全性と負担軽減の両立を図る。
先頭車両の運転台に取り付けたカメラの映像を車載エッジコンピュータで解析し、自動車・自転車・歩行者等の危険な状況や信号の状態を自動で検知。異常を検知した際は、音声や警告ランプで運転士に知らせるしくみとなっている。実証期間は2026年3月31日までの予定。結果を踏まえ、大津線への本格導入も検討するとしている。
