2025年8月に放送終了した『仮面ライダーガヴ』テレビシリーズの後日談となる東映Vシネクスト『仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ』(監督:柴﨑貴行)の完成披露上映会が11月11日、東京・新宿バルト9にて行われた。舞台挨拶には柴﨑監督とメインキャストが登場し、楽しく賑やかなトーク合戦を繰り広げた。

  • 左から、鎌田英怜奈、宮部のぞみ、庄司浩平、知念英和、日野友輔、新木宏典、田淵累生、柴﨑貴行監督

    左から、鎌田英怜奈、宮部のぞみ、庄司浩平、知念英和、日野友輔、新木宏典、田淵累生、柴﨑貴行監督

『仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ』あらすじ

『仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ』は、『仮面ライダーガヴ』テレビシリーズ最終回で異世界グラニュートの世界と人間界をつなぐ「扉」が破壊され、人間界にいたグラニュートたちが戻れなくなった世界が舞台となる。

  • 『仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ』メインビジュアル

    『仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ』メインビジュアル

仮面ライダーガヴ/ショウマ(演:知念英和)と力を合わせ、人間をスパイスとする「闇菓子」に関わったグラニュートたちと戦ってきた仮面ライダーヴァレン/辛木田絆斗(演:日野友輔)だったが、最近は激しい身体の不調に悩まされる日々が続いている。そんな中、絆斗はグラニュート界の大統領令嬢・リゼル(演:鎌田英怜奈)を目撃。彼女は自分と同じく行き場を失った少女たちと、街の片隅でひっそり暮らしていた……。

舞台挨拶には柴﨑監督とメインキャストが登場、それぞれの思いは?

映画の上映前、知念英和、日野友輔、庄司浩平、宮部のぞみ、鎌田英怜奈、田淵累生、新木宏典、柴﨑貴行監督がステージに現れ、客席につめかけたファンたちの盛大な拍手と歓声を浴びながら、ひとことずつ挨拶した。

  • 知念英和さん

    知念英和さん

仮面ライダーガヴ/ショウマを演じる知念英和は、ひさびさの新宿バルト9での舞台挨拶ということで終始ハイテンション。最高の笑顔でファンの拍手と声援に応えていた。

  • 日野友輔さん

    日野友輔さん

仮面ライダーヴァレン/辛木田絆斗を演じる日野友輔。今回の作品では、ストーリーの中心的存在となる。舞台挨拶のステージではハイテンションな知念の「暴走」を抑えつつ、自らも笑いを取っていくどん欲な姿勢を示した。

  • 庄司浩平さん

    庄司浩平さん

仮面ライダーヴラム/ラキア・アマルガを演じる庄司浩平は、劇中のラキア風に「え~、だるかったんですけど、来ました」と挨拶し、ファンを喜ばせた。

  • 宮部のぞみさん

    宮部のぞみさん

ショウマのよき理解者、何でも屋「はぴぱれ」のギャル社長・甘根幸果を演じる宮部のぞみは、テレビシリーズで「敵」だったリゼル役・鎌田英怜奈と一緒に、街のあちこちに出かける撮影を楽しみにしていたという。

  • 鎌田英怜奈さん

    鎌田英怜奈さん

父・ボッカ大統領と夫・ジープを失い、人間界でひとりぼっちになってしまったリゼル・ジャルダックを演じる鎌田英怜奈は「人間のみなさん、ごきげんよう!」と、高貴なお嬢様風に挨拶した。

  • 田淵累生さん

    田淵累生さん

人間界でふたたび「闇菓子」に関わろうとしているグラニュート・ググナを演じる田淵累生は、2019年の舞台『仮面ライダー斬月-鎧武外伝-』以来の「仮面ライダー」作品への参加となった。

  • 新木宏典さん

    新木宏典さん

訳ありの患者も引き受ける開業医で、絆斗の体内にグラニュートの器官が埋め込まれていることを知る狩藤綾巳を演じる新木宏典は、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』(2007年)ではゲキレンジャーに対抗する臨獣拳アクガタ・理央をクールに演じ、人気を博した。

  • 柴﨑貴行監督

    柴﨑貴行監督

本作のメガホンを取ったのは、テレビシリーズでも12本のエピソードを手がけた柴﨑貴行監督。

「手術」が言えない知念、新木宏典の優しいエピソードから…

  • 知念さんに鋭くツッコむ日野さん

    知念さんに鋭くツッコむ日野さん

知念は登場してすぐ「みなさん、盛り上がってますかー!」と満場の客席を見ながら興奮気味に挨拶した。続けて「映画、楽しかったですかー!」と元気な声で叫んだものの、今回の舞台挨拶は映画の上映前だということを隣の日野からツッコまれてしまった。そんな知念だが、あわてずに「夏の映画ってことです!」と素早く自己フォロー。それでも日野の追撃はゆるまず「ちょっとわかりにくかったかな」と、今度はやわらかなツッコミが入った。

  • ハイテンション気味な知念さんを見て、笑いがとまらない日野さん

    ハイテンション気味な知念さんを見て、笑いがとまらない日野さん

「久しぶりに、このステージに立てて嬉しいです!」と、『仮面ライダーガヴ』チームでバルト9にやってきた喜びを素直に示す知念を見て、そのテンションの高まり具合がツボに入った日野が、笑い転げそうになる場面も見られた。

  • 知念さんを優しくフォローする先輩・新木さんに心打たれる日野さん

    知念さんを優しくフォローする先輩・新木さんに心打たれる日野さん

事務所の大先輩である新木と共演した日野は「最初は緊張していましたが、新木さんは撮影現場でも、それ以外の場所でも優しく声をかけてくださり、緊張をほぐしてくださいました」と、新木をリスペクト。すると知念が「絆斗って、テレビシリーズではマッドサイエンティストに惑わされてきたけど、今回、狩藤先生と一緒にいて、何かありましたか?」と質問をはさんできた。この言葉を受けて新木が「知念くんは、司会もできるんだね」とほほえみながらリアクションすると、日野が「彼を甘やかさないでください(笑)」と言うなど、気心の知れた者同士の軽妙なかけあいが飛び出した。

新木の優しさについて日野は「現場でも、ヒデ(知念)が『手術(しゅじゅつ)』ってうまく言えなくて、何十テイクもセリフを重ねていたのに、新木さんはずっと笑顔で待っていてくれた」と、発声しにくいワードに苦戦している知念をあたたかく見守っていた新木の懐の深さを称えた。

言われっぱなしの知念は日野への逆襲として「じゃあ、あなたは言えるんですか? よーい、はいっ!」と「手術」を言わせる無茶ブリを敢行。しかし日野が難なくこれをこなしたため、知念はそれ以上何も言えなくなってしまった。ちなみに庄司は「俺も言ったほうがいいかな」とばかりに「しゅじゅちゅ……」と絶妙なタイミングで周囲の期待どおりのボケを放って、笑いをもぎとっていた。

田淵累生「トマトを食べるシーンに注目して」

  • 光のギャル・幸果がリゼルにどう接するのかについて語る宮部さん

    光のギャル・幸果がリゼルにどう接するのかについて語る宮部さん

宮部は「最初、リゼルと関わるシーンがあると聞き、いままで敵として見ていた彼女と幸果がどう関わっていくんだろうと思っていたら、さすが『光のギャル』と呼ばれるだけあって、幸果ちゃんらしい関わり方をしています。どんな光り方なのか、映画をご覧になって確かめて」と、どんな相手にも幸せになってほしいという幸果のキャラクターが発揮されていることをアピールした。鎌田も「幸果さんとずっとご一緒してみたかったので、映画の撮影はとても楽しく過ごすことができました」と、女性キャスト2人でいろいろな場所に行き、撮影した楽しさをにこやかにふりかえった。

  • 東映特撮の世界に久々戻ってきた新木さん

    東映特撮の世界に久々戻ってきた新木さん

『獣拳戦隊ゲキレンジャー』以来、東映特撮の現場に戻ってきた感想は? とMC(宮島咲良)から尋ねられた新木は「18年前ですか……。あのころテレビを観てくれた人たちの中には、もうお父さん、お母さんになっている人もいるんじゃないかな……」と感慨深げに客席を見渡したものの、意外とリアクションが薄かったらしく「今日はいませんね(笑)」とうまくオトして周囲を笑わせた。続けて「あのころ若手・後輩だったスタッフさんが今や先陣を切る立場になっているのを見ると、作品の撮り方、取り組み方が受け継がれているんだなと感じました」と、年月を経てスタッフが成長し、先輩から後輩へと技術や思いが継承されているという感想を述べた。

  • ググナがトマトを食べるシーンに注目してほしいと語る田淵さん

    ググナがトマトを食べるシーンに注目してほしいと語る田淵さん

映画『死神遣いの事件帖 終』(2025年)に続いて柴﨑監督と組んだ田淵は「仮面ライダーの世界に呼んでいただき、嬉しく思います。メイク室で襟足をセットしていただいているとき、もしかして柴﨑監督は『襟足の長い人』が好きなのかな? と、新木さんや僕の髪型を見ながら思っていました」と、監督の役者の好みについての質問をぶつけた。

すると柴﨑監督から「別に、襟足で選んでいるわけではありません」と苦笑まじりに否定されるという一幕が見られた。さらに「ロケバスに乗っているとき、スタッフさんが走ってきて『トマト、食べられますか?』と確認されましたが、あの意図は?」と尋ねる田淵に対し、柴﨑監督は「トマトが嫌いで食べられない人もいるから、事前に確認しておいてって言いましたね。ググナがトマトを食べるくだりは『食物連鎖』をイメージさせる重要なシーンなので……」と、撮影にあたっての周到な準備だったと回答。田淵はトマトを食べるシーンについて「生々しく食べているので、そこに注目してください」と、客席に呼びかけた。

「罪」をテーマにした暴露トークに大盛り上がり

  • 靴下の罪(?)を知念さんに暴かれる日野さん

    靴下の罪(?)を知念さんに暴かれる日野さん

作品タイトル『ギルティ・パルフェ』にちなみ、「罪」をテーマにしたトークが展開。知念は、以前日野の自宅へ遊びに行ったとき置き忘れていた「お気に入りの靴下」を、そうと知りながら日野が今日はいてきたことを明かした。日野は「俺(がメイン)の映画の舞台挨拶なのに、俺の罪を暴くな(笑)」と苦笑するしかなかった。

  • 知念さん、日野さん、庄司さんがそれぞれの写真集をアピール!

    知念さん、日野さん、庄司さんがそれぞれの写真集をアピール!

知念への「逆襲」に転じた日野は「ヒデの書籍『ひでのよんな〜らいふ。』の中で、ヒデが海にダイブする写真が良かったって言ったら、『そんなカットない!』って笑ってたけど、ちゃんとあったわ! おれが適当なこと言ったみたいな誤解をみなさんに与えた!」と、知念の「罪」を鋭く指摘。さらに「ちゃんと謝って、『日野友輔写真集 hiSTORY 1』買ってと言って!」と、ちゃっかり自身の写真集のPRを付け加えた。すると庄司が絶妙なタイミングで「まあまあ2人とも落ち着いて! 俺が謝るから。すみまセンター分け!『庄司浩平写真集 だから、ぼくは』よろしく!」と、日野の得意ギャグを交えつつ、自身の写真集タイトルを差し込んで、知念、日野両方から「おい!」とツッコまれた。

  • お互いにツッコミを入れ合う、仲の良い『ガヴ』メンバー

    お互いにツッコミを入れ合う、仲の良い『ガヴ』メンバー

仲の良いキャスト陣によるドタバタ気味の舞台挨拶も、いよいよラスト。日野は「1年間走ってきた『仮面ライダーガヴ』の集大成。ファンのみなさんに胸を張ってお届けできる作品ができました。1度と言わず何度も楽しんでください」と、自信作となった映画を熱烈にアピールした。

  • 『ギルティ・パルフェ』観てください! と呼びかける知念さん

    『ギルティ・パルフェ』観てください! と呼びかける知念さん

知念は「『ガヴ』のテレビシリーズが終わって『ガヴロス』になったみなさん、1年間応援してくださった方たちに観ていただきたいです。熱くて泣ける映画です。公開を楽しみにしてください!」と語り、本作を『ガヴ』を愛するすべての人たちに届けたいという強い思いを示した。

Vシネクスト『仮面ライダーガヴ ギルティ・パルフェ』は、11月28日から全国劇場にて期間限定上映される。

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