ABEMAのオリジナル番組『ドーピングトーキング』#9が1日に配信された。

  • 『ドーピングトーキング』場面カット (C)AbemaTV,Inc.

    『ドーピングトーキング』場面カット (C)AbemaTV,Inc.

元俳優・押尾学さんに取材

最終回となる#9では、「最恐心霊スポットで野宿(チャンス大城)」、「脱北者が語る…北朝鮮の若者文化(吉村崇/平成ノブシコブシ)」、「獄中…そして今は? 押尾学さんと語らう(リリー/見取り図)」といった、番組のためだけの体験談が芸人たちの話芸のもと語られた。

見取り図・リリーが会いに行ったのは、2000年代に一世を風靡した元俳優・押尾学さん。普段メディアの取材を断り続けていたというものの「この番組は映像を使わないから」という理由で、事件後テレビ初となる取材が実現。「何で映像使わんねんって思ってたんですよ、この番組」「これのためや」と本番組だからこそ実現した取材に思わず粗品も感嘆する。

神妙な空気の中、リリーは押尾さんの今や当時の芸能界の裏側、そして“塀の中”での暮らしを聞き出した。現在は広告関連のビジネスで事業を立ち上げ、子どもと穏やかな日常を送っているという押尾さん。早速、リリーが収監中の話に踏み込むと、実刑3年6カ月という刑期の中で、押尾さんは「唯一、毎日お風呂に入れる仕事だから」と、過酷な炊事場の仕事を自ら志願したと明かす。

約1000人分の食事を毎朝4時起きで作り続けるという厳しい労働環境に、看守から「芸能人上がりができるわけない」と冷たく一蹴されたこともあったという押尾さん。しかし「ドラマ撮影でも4時起きなんて当たり前」と、任された後は一度も遅刻することなく作業を続け、その真面目な勤務態度が評価され、仮釈放も10ヶ月前倒しになったという。

当時の豪快な暮らしぶりも

また、かつての芸能生活についても話を聞き、「悪くても月収200万はあった」、「(女性関係は)名前は言えないが、いろいろと浮名を流した」など、当時の豪快な暮らしぶりも明かされる。

さらに、リリーが「まじで一個も放送できない。“言ったら捕まる”レベルの話で…」と言うような、“当時の芸能界の裏側”についても話がおよび、スタジオ一同「もう聞かない!」「怖すぎる!」と絶句。最後にリリーは「お元気で幸せそうでした。めっちゃいい人でした」と安堵の表情で“押尾さんの今”を語り、衝撃に包まれたドーピングトークを締めくくった。

【編集部MEMO】
『ドーピングトーキング』は、「日常では絶対に行くことがない場所」や、「絶対に交わらない人」のもとへ向かい、刺激的でスリリングな体験をしてきた芸人たち総勢40人超が、ユーモアを交えつつ珠玉のエピソードトークを披露するトークバラエティ番組。この番組で披露するエピソードトークは、“『ドーピングトーキング』のためだけ”に用意した、すべて初卸しのトークとなる。