J:COMは11月5日10時より、太陽光パネルを設置する「J:COMソーラー」と蓄電池システムを提供する「J:COM蓄電池」のトライアル提供を、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・茨城県・群馬県の同社サービスエリアで開始する。トライアル期間は2026年10月中旬までの予定。

  • 関東エリアで提供する「J:COMソーラー」「J:COM蓄電池」の告知ビジュアル

    J:COMソーラー/J:COM蓄電池

契約形態や利用サービスをニーズに合わせて選択できる

同社は2024年7月より東京都・埼玉県の一部エリアにおいて、太陽光パネルを設置して発電した電力を利用できる「J:COM でんき ソーラーコース」をトライアル提供している。ただしこの「J:COM でんき ソーラーコース」は蓄電池システムを含まず、PPA(電力購入契約)の契約形態しか選択できない。

今回の「J:COMソーラー」「J:COM蓄電池」のトライアル提供は、この「J:COM でんき ソーラーコース」に寄せられたニーズを踏まえて新たな契約形態を追加したもので、リース/購入/PPAの3つの契約形態を選択でき、太陽光パネル+蓄電池システム、太陽光パネル単体、蓄電池単体のいずれの形での導入も可能。なお、「J:COM でんき ソーラーコース」も、今後「J:COMソーラー(PPA)」に名称を変更し、継続して提供する。

新サービスでは、これまで同様の電気代削減に加え、リース・購入の形態を選択すれば発電した電力のうち余剰電力の売電も期待できる。ただし電気代の削減額や余剰電力の売却による収入は電気使用状況や日射量などにより変動するため、総合的な電気代の削減を保証するものではないとしている。蓄電池システムも太陽光パネル同様、保証・サポート体制を整え、同社が選定したメーカー機器を取り扱う。

前述のとおりエリアは東京・埼玉・千葉・神奈川・茨城・群馬の同社サービスエリアで、一戸建て居住者が対象となる。トライアル期間は2025年11月5日〜2026年10月中旬を予定しており、契約条件はプランや支払方法により異なる。契約する電力会社の制限はなく、ケーブルテレビその他のJ:COMサービスの加入有無も問わない。

同社はグループ目標として「2030年度カーボンニュートラル達成」を掲げており、脱炭素社会へ貢献できるサービス提供を行い、持続可能な社会の実現に寄与していくとしている。