フジテレビ系長寿音楽番組『MUSIC FAIR』(毎週土曜18:00~)の石田弘エグゼクティブプロデューサー(82)が、9月末で退任したことが分かった。

  • 石田弘氏

    石田弘氏

1964年のスタートから61年の番組の歴史の中で、半世紀以上にわたり携わり続けてきた石田氏は、9月末でフジテレビを離職したことにより『MUSIC FAIR』からも離れることに。9月中に収録された10月11日放送分を最後に、スタッフロールで名前が表示されなくなった。

石田氏は、日本大学芸術学部在学中からアルバイトをしていたフジテレビに1967年入社。ドラマ『三匹の侍』のADからスタートし、『こんにちはふるさとさん』などのディレクターをした後、事業局でビデオ制作を担当。制作に戻り、『リブ・ヤング!』『オールナイトフジ』『夕やけニャンニャン』『とんねるずのみなさんのおかげです』『とんねるずのみなさんのおかげでした』などを手がけた。

とんねるずの石橋貴明が扮するキャラクター「ダーイシ」のモデルとしても知られる名物プロデューサーで、『みなさん』をはじめ番組にもたびたび登場。多くのタレントやアーティストから愛されてきた。

『MUSIC FAIR』や『FNS歌謡祭』でエグゼクティブプロデューサーを務め、そのテレビマン人生は日本の音楽シーンとともにあった石田氏。

昨年3月、『MUSIC FAIR』放送60周年・3,000回の節目でマイナビニュースのインタビューを受けた際には、「レコードは昔に比べて売れなくなったけど、やっぱり新譜が出たら音楽番組は減ったけど情報番組でもテレビに出て、新曲をフォローするという文化がある。もちろんそれは大事なんだけど、テレビはそこに振り回されるより、“こんな人とこんな人がこんな素晴らしいショーをやってくれた!”っていうほうが、俺は大事だと思う。そして、時代が変わって音楽もどんどん変わっていろんなものが出てくるけど、やっぱりメロディラインやリズムがちゃんとしてて、ハーモニーがあって、歌詞もいい曲が残っていってほしい。面白おかしく脅かしみたいな曲もあるけど、やっぱり人の琴線に触れて、感性とうまくマッチするものが音楽だと思って俺は生きてきたから」と音楽への思いを語っていた。