「大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺』~トークショー“W定信 白河に里帰り”」が19日、福島県白河市で開催され、本作で松平定信を演じる井上祐貴と、のちの松平定信である田安賢丸を演じた寺田心が登壇した。
江戸時代中期の吉原を舞台に、東洲斎写楽、喜多川歌麿らを世に送り出し、江戸のメディア王にまで成り上がった“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く本作。脚本は、『おんな城主 直虎』(17)以来、8年ぶり2度目の大河ドラマとなる森下佳子氏が手掛けている。
この日のイベントでは、井上と寺田が、ドラマの見どころや舞台裏などについてトーク。中盤、森下氏からのサプライズメッセージの紹介があり、「寺田さんが、賢丸だった頃の剥き出しの定信、彼の本来の純粋さと気性の激しさを表現してくださった。井上さんが、それに腹をすえた上で、完璧主義でそれなりには強(したた)かになった政治家・定信をきめ細やかに演じてくださっている。大御所に囲まれながら果敢にお芝居をした若いお二人に感謝と拍手を!」と読み上げられると、会場からは大きな拍手があがった。
井上は「きめ細かい演技がたくさんあるので、神経を張り巡らせてやっている。他の役の皆さんに負けないように自分なりに戦っているので、森下さんからのコメントは感動しました」、寺田は「自分の信念を曲げない人の激しさを懸命に演じたので、そのように言っていただけて嬉しいです」とコメントした。
■井上祐貴 コメント
松平定信役を演じてから初めてのトークイベントで緊張していましたが、あたたかく迎えていただき、来られてよかったと心から思っています。
定信は、国をよくするためにずっとなにかと戦っている人。大前提には不器用な人、面倒くさいという人ということはあるが、「国をよくするため」というぶれない軸を持っているので、それを大切にしながら演じています。くせが強い人物ですが、嫌いにならないでほしいです。
まだ撮影は続いていて、「べらぼう」での松平定信の失脚がどのように描かれるか、失脚した後もどのように活躍するのか、ぜひ注目してみていただきたいです。
■寺田心 コメント
白河には何度も訪れていて、第二の故郷のような存在。また来ることができて嬉しいです。
松平定信は、台本を読めば読むほど、頑固だが、器用に見えて不器用な人。最初は冷静な淡々とした人だと思っていたが、曲げられないもののためには激しい感情をあらわす人というところを精一杯演じました。私が演じた賢丸の、「信念を曲げない強い人物」がみなさんに伝わっていたらうれしいです。
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