お笑いコンビ・ナイツの塙宣之が4日、公式YouTubeチャンネル『ナイツ塙会長の自由時間』を更新。お笑いの観覧マナーについて持論を語った。

  • ナイツ・塙宣之

    ナイツ・塙宣之

「ある意味、今の環境に慣れすぎちゃってる」と分析

公開された動画では、「キングオブコント2025」準々決勝のネタ中に、最前列の観客が退席してしまった話題を紹介。同大会に出場したいぬ・有馬徹は、自身のXで「まだ腹立つ」「俺らがネタ終われば休憩だった。芸人みんなこの数分に人生丸ごと投げ込んでるんだ」と不満をあらわにしていたが、塙も、「俺はすごい嫌」と同調。「演芸場のスタッフさんとかに、“ネタやってるときにお客さん入れるのをやめてください”って、2回くらい言ったことがある。ナイツを見たくて来てる方もいらっしゃるから」と語った。

「席わかんなくてウロウロしてて。邪魔だなって思うときが結構ある」「ピーンって張り詰めた空気のままやりたいのに、携帯の音鳴らしちゃったり、ちょこちょこ動いてると、全体の空気感が変わっちゃう」と苦言を呈した塙。いぬに関しても、「お客さんも一体になってやりたいのに、なんかハシゴ外されちゃってるっていう風に」と想像しつつ、「お笑いの現象として、そういうことは絶対起きるから。あんまり気にしないほうがいい」「ちょっと悲しくなるときはある。それは残念だけど、しょうがない」とフォローした。

一方で、塙は、「ハッキリ言うと、そういうことにピリピリしちゃう賞レース自体に、もしかしたら問題があるかもしれない」とも。本来のお笑いは、「お客さんがトイレ行こうが、そこで飯食ってようが、別に楽しんでもらえればいい」としつつ、「ある意味、今の環境に慣れすぎちゃってる。賞レースで緊張感を持たせすぎちゃってる」と指摘。近年は、賞レースが増え続けているが、「勝負事のエンターテインメントのほうが、楽しくやろうよっていうエンターテインメントよりも、今は上回ってるから。そういうことが起きる」と話していた。

【編集部MEMO】
『ナイツ塙会長の自由時間』は、ナイツの塙宣之によるYouTubeチャンネル。「M-1グランプリ」ファイナリスト経験者で同大会の審査員も務める塙が、各賞レースのネタについて語る企画「ナイツ塙の漫才論」や、自身が出演するバラエティ番組『球辞苑 ~プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち~』(NHK BS1)にならい、毎回設定したキーワードからお笑いを語る企画「笑辞苑」などが人気を集めている。2023年9月、同年6月に漫才協会会長に就任したことを受け、『ナイツ塙の自由時間』から現在のチャンネル名に変更された(動画「ナイツ塙からチャンネルについて発表があります」にて発表)。