テレビ朝日系ドラマ『緊急取調室』第5シーズン(10月16日スタート毎週木曜21:00~)の囲み取材会が都内で行われ、天海祐希、田中哲司、塚地武雅、でんでん、小日向文世、山本耕史、若村麻由美が登壇した。

  • 天海祐希

    天海祐希

「映画が延期になって、やっと公開できるようになって……」

そう語ったのは、ドラマ『緊急取調室』で主演を務める天海祐希。シリーズ開始から12年にわたり、主人公・真壁有希子を演じ、チームをけん引してきた。

シリーズ完結となる劇場版『緊急取調室 THE FINAL』が2023年6月16日に公開予定だったが、自殺ほう助の罪に問われた歌舞伎役者の市川猿之助が出演していたことを受け、6月1日に配給の東宝が、「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』につきましては、総合的な判断により、公開を延期させていただく事になりました。公開を心待ちにしていただいていた皆様、またご出演いただいた皆様や制作スタッフならびに関係者の皆様に、深くお詫び申しあげます」と発表し、公開延期に。約1年の時を経て、2024年6月に新たなキャストとして、石丸幹二を迎え、再始動することを報告。今年8月には、12月26日に劇場版を公開することのほか、10月期にドラマ第5シーズンを放送することが発表された。

そして、先月にはキャスト陣が登壇した「ファン大感謝イベント」も実施。集まったファンとの交流を楽しみながら、新シリーズ・劇場版をアピール。これまで応援してくれたファンに感謝を伝えた。

この日の囲み取材でも、天海は12年間応援してくれたファンに向けて、このような言葉を残した。

「映画に向けてラストシーズンで助走をつけていきたい。待っていてくださってありがとう、この12年間ありがとうございますという気持ちを皆さんに対して持っているので、ぜひ最後まで見届けてもらいたい」

言葉の端々からあふれる“思いやり”の精神。天海のそういった姿勢が、12年続くシリーズを支えてきた1つの要因になっていたのかもしれない。