スターサージカルはこのほど、近視矯正治療とドライアイに関する意識調査の結果を発表した。調査は2025年8月28日~8月29日、全国の20~40代男女のうち、視力(両眼の平均)が1.0未満の男女600名を対象にインターネットで行われた。

眼内コンタクトレンズ(ICL)治療とは

眼内コンタクトレンズ(ICL)治療とは、角膜を削らずにレンズを目の中に挿入して視力を矯正する治療法のこと。インプランタブルコンタクトレンズ(Implantable Contact Lens)を略してICLと呼び、フェイキックIOL、有水晶体眼内レンズ、眼内コンタクトレンズと呼ばれることもある。ICL治療は、1980年代より開発が行われている手術法で、現在世界75か国以上の国々で実績がある。また、必要に応じてレンズを取り出せるので、手術前の状態に戻すことが可能となっている。

  • 眼内コンタクトレンズ(ICL)治療

    眼内コンタクトレンズ(ICL)治療

目の健康意識は年代とともに高まる

今回の調査によると、自分の目の健康を意識している人の割合は、20代で77%、30代で80.5%、40代で89%と、年代が上がるにつれて高まる傾向が明らかになった。

  • 自分の目の健康を気にすることはありますか?

    自分の目の健康を気にすることはありますか?

コンタクトレンズ利用者の約半数がドライアイを実感

ユーザーの利用状況別では、眼鏡使用者の39.8%が「温度や湿度による曇り」を不便と感じ、32.4%が「運動時に不便」と回答している。一方、コンタクトレンズ利用者では48.2%が「目の乾燥」、27.7%が「疲れ」を悩みとして挙げており、特にドライアイはコンタクト使用者の約半数が直面する深刻な悩みであることが浮き彫りになった。

  • 現在の矯正手段で気になることはありますか?

    現在の矯正手段で気になることはありますか?

ICL治療が新たな選択肢として注目

こうした背景を受け、ドライアイになりにくいとされる「ICL(眼内コンタクトレンズ)」に注目が集まっている。調査では、眼鏡ユーザーの42.2%が魅力を感じると回答。さらにコンタクトレンズユーザーでは55.4%と半数以上が「魅力的」と答えており、ドライアイに悩む人々にとってICL治療は、従来の矯正手段に代わる新しい選択肢として期待されていることがわかった。

  • 「目が乾きにくいICL(眼内コンタクトレンズ)」という説明を聞いてどう思いますか?

    「目が乾きにくいICL(眼内コンタクトレンズ)」という説明を聞いてどう思いますか?