女優の高石あかり(高ははしごだか)が主演を務める連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK総合 毎週月~土曜8:00~ほか ※土曜は1週間の振り返り)が29日よりスタート。タイトルバック(オープニング映像)は、夫婦デュオ・ハンバート ハンバートが歌う主題歌「笑ったり転んだり」に乗せて、主演の高石と夫役のトミー・バストウの“夫婦写真”が次々と映し出される内容となっている。制作統括の橋爪國臣チーフ・プロデューサーに写真を用いたタイトルバックの狙いを聞いた。

  • 写真家・川島小鳥氏が撮影を担当した『ばけばけ』ビジュアル

    写真家・川島小鳥氏が撮影を担当した『ばけばけ』ビジュアル

113作目の朝ドラとなる『ばけばけ』は、松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、怪談を愛する夫婦の何気ない日常を描く物語。小泉セツがモデルのヒロイン・松野トキを高石あかり、小泉八雲がモデルの夫レフカダ・ヘブンをトミー・バストウが演じ、脚本はふじきみつ彦氏が手掛ける。

タイトルバックは、本作のポスタービジュアルの撮影も担当した写真家・川島小鳥氏の写真を使用。トキ&ヘブン夫婦の幸せな日常が伝わる映像となっている。

橋爪氏は「ポスターと同じ世界線、同じ雰囲気がいいなと思い、川島小鳥さんにオープニングもお願いしました」と説明する。

また、主題歌をより生かすためにも写真を採用したという。

「ハンバート ハンバートさんに主題歌をお願いしているのですが、とてもドラマに寄り添った曲を作っていただき、ドラマと一緒に見ると曲の良さが出てくると思うんです。それを殺さないようなものにしたいということで、曲がゆっくり聴けるようなオープニングにしたいと思いました。静止画は一瞬しか切り取ってないですが、曲を聴きながらあの静止画を見ると、その先想像できるというか、想像の余地がすごくある。そういったところがにじみ出てくるので、写真構成がドラマの話や主題歌をより深めていく、いい仕組みになると思い、小鳥さんに写真をお願いしました」

撮影は、ポスター撮影と同時に行われた。

「1日かけて松江市内5~6カ所巡って、衣装替えもし、撮影していきました。2人が結婚したあとの日常、松江を散歩している1日を追ってスナップを撮るみたいなコンセプトで、2人だったらここを通ったよね、ここを通っているときはこんな格好をしてこんな話をしたよね、というのを話しながら撮っていきました。撮るときはスタッフはみんな見えないところに行って、2人と小鳥さんの3人の世界にして、自然な環境を作って、自由に撮ってもらって上がってきた写真です」

そして、橋爪氏は「小鳥さんはスナップの名手ですから、何かの一瞬を切り取るのにすごく長けている」と才能を絶賛。「一瞬を捉える力がすごくて、小鳥さんから『渾身のセレクトがこれです』と上がってきた写真が220枚ぐらいあって、そのすべてが素晴らしいんです」と語っていた。

(C)NHK