1995年10月にスタートしたフジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)が今年30周年を迎えるのを記念して、「フジテレビドキュメンタリー」公式YouTubeチャンネルでは、大きな反響を集めた話題回の期間限定配信を、月1回のペースで3作品展開。この第3弾として、日本では許されていない、スイスでの“安楽死”を選んだ女性と、その家族に密着した「私のママが決めたこと~命と向き合った家族の記録~」(2024年6月2日放送)の2カ月限定配信が、26日にスタートした。
3年前、マユミさん(当時44)に見つかった子宮頸がん。抗がん剤治療などを尽くしてきたものの、がんは再発を繰り返し、全身に広がっていった。そして脳への転移。耐えがたい苦痛の中で、彼女はある選択肢を考え始める。スイスでの“安楽死”だ。
日本では認められていない選択…悩み抜いた末に、マユミさんはスイスへの渡航を決断する。母の決断に対し、病と闘う姿を見てきた高校3年生の長女(18)は理解を示すものの、小学6年生の次女(12)にとっては、すぐに理解できるものではない。そして、人生を連れ添ってきた夫のマコトさん(48)は、当初は戸惑いながらも、その決断を受け入れた。
最愛の妻の最後の願いに応えようと、共にスイスへ渡航し最期の瞬間に付き添う夫。その日を前に、スイス観光を楽しむ2人。子育てと仕事に追われ、夫婦だけの旅など考えもしなかったのに、それが実現したのは、まさか妻が人生を終える時だなんて…。
そして迎えた人生最期の日。ベッドの横には夫、そして携帯電話の画面には、テレビ電話でつないだ娘たちの顔があった――生きることと死ぬこと。自ら人生の幕引きを決めた母の決断と、戸惑いながらもその決断を受け入れ向き合った家族を記録した作品となっている。
TVerの見逃し配信では「報道・ドキュメンタリー」部門で、歴代最高となる73万回再生(8日間 ※最終的には84万回再生を記録)。国の内外で高い評価を獲得し、国際メディアコンクール「ニューヨーク・フェスティバル」では金賞を受賞した。
さらに今年11月2日には「私のママが決めたこと」のその後を『ザ・ノンフィクション』で放送予定。2025年夏、夫のマコトさんと2人の娘が訪れたのは、2年前に最愛の母マユミさんが最期を迎えたスイス。亡き母の最期の地を訪ねながら、娘たちが新たに見つけたものとは…。
『ザ・ノンフィクション』放送30周年記念の特別配信第1弾の「結婚したい彼と彼女の場合~令和の婚活漂流記2024~」は317万回再生、第2弾の「しっくりくる生きかた」は3週間で400万回再生を記録している。
『ザ・ノンフィクション 私のママが決めたこと』『最期を選ぶということ~安楽死のないこの国で~』の「ニューヨーク・フェスティバル2025」での受賞を受け、フジテレビの山本将寛ディレクターは「本作は決して“安楽死”に限った話ではありません。“自分はこれからどう生きたいのか?”、私自身そんな根源的な問いを突きつけられた取材でもありました。勇気を持って取材に協力してくださった方々は、命と真剣に懸命に向き合っていました。“生と死”は地続きのイシューとして常に我々の目の前に立ちはだかります。だからこそ、このドキュメンタリーに触れた方が、“最期”を自分ごととして考え、話すきっかけをもらえたらという思いを込めて制作しました。私がそうであったように、より良く生きるヒントを少しでも見つけてもらえていたら、本望です」とコメントしている。
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