星野リゾートが展開する「星のや軽井沢」(長野県軽井沢町)は10月1日から、日本唯一のクマ対策犬ベアドックと共に、クマと人の共存を学ぶエコツアー「軽井沢ベアディスカバリーステイ」(1名100,000円)を開催する。
同プログラムは、星のや軽井沢と野生動植物の調査やエコツアーを行う「ピッキオ」が共同で開発した。ベアドッグと共にクマの痕跡を辿るスタディーツアーや、夜の森を巡る獣道ツアー、さらに、温泉発掘や自然と共生してきた歴史を紹介するツアーなど3つのネイチャーツアーで軽井沢の森の豊かさを愉しみながら識る体験を提供する。
開催期間は10月1日~11月30日まで(除外日あり)、料金は1名100,000円(宿泊料別・食事別)となる。定員は1日1組4名までとなっており、予約は公式サイトにて10日前の24:00までに行う必要がある。
国設「軽井沢野鳥の森」
同施設に隣接する軽井沢野鳥の森は、上信越高原国立公園の中に位置し、年間で約80種類の鳥類が観察されるほか、ニホンカモシカや豊かな森の象徴といわれるツキノワグマも暮らす野生動物の宝庫。森には遊歩道があり、春には本格的な望遠鏡を携えたバードウォッチャーで賑わう。また、夏には森林浴、秋には紅葉狩り、冬には雪の上にノウサギなどの動物たちの足跡を見つけることができ、四季を通して様々な表情を愉しめる。
クマのスタディツアー
秋はクマが冬眠前の餌を求めるため出没が増える季節だが、その生態はあまり知られていない。20年以上にわたるピッキオのクマ保護管理活動で培われた知見を通じて、クマと人との共存について見つめ直す。ツアーでは、クマが残した爪痕や「クマ棚」といった食事の痕跡を辿りながら、クマに荒らされないゴミ箱の見学やドラム缶檻を使った捕獲作業の模擬体験を行う。
森から戻った後は、日本で唯一のクマ対策犬「ベアドッグ」との触れ合いを通じて、その働きぶりをハンドラーが紹介する。
ナイト獣道ツアー
夜の森で、普段は立ち入れない獣道を散策するツアー。別荘地・軽井沢では、クマが人の気配を避けて夜間に活動することがある。ピッキオが長年培ってきた豊富な知識と経験を活かし、安全に配慮しながら森を散策する。日中の賑やかさとは一変した夜の森では、夜行性の動物たちの鳴き声や気配など、生命の息吹をより間近に感じることができる。ツアーの最後には森の畔に佇む「森のほとりCafe&Bar」で和製ハーブと呼ばれる黒文字を使ったカクテルを味わいながら夜空の星を堪能する。
ネイチャーツアー「記憶の道標」
初代・星野国次氏が温泉発掘に情熱を注いだことから始まる星のや軽井沢。この豊かな自然と歴史の物語を専門スタッフの紹介で辿るツアーとなる。2代目・星野嘉政氏が完成させた100年以上前の水力発電所を特別公開。現在もエネルギーの約7割(2017年時点68%)を生産する持続可能な取り組みを紹介する。また、星野温泉に逗留した日本野鳥の会創設者・中西悟堂との出会いをきっかけに始まった野鳥保護活動やエコツアーの歴史、開業当初から在籍する庭師の紹介で山野草との出会いを楽しむ。




