11年ぶりに復活するフジテレビ系バラエティ特番『爆笑レッドカーペット ~真夏の最新ショートネタ60連発! 大復活SP~』(11日18:30~)。芸人たちが普段とは違う約1分間のショートネタを披露しては、レッドカーペット仕様のベルトコンベアで流されていくのが代わる代わる繰り広げられていく画期的なスタイルで、2000年代のフジ黄金期を支えた番組だ。

MCの高橋克実&今田耕司、常連組の狩野英孝、しずる、フルーツポンチ、柳原可奈子といった面々に加え、こちらも変わらず総合演出を務めるのは、元フジテレビの藪木健太郎氏。今回の復活の経緯や新旧メンバーへの思いを語ってくれた――。

  • (左から)MCの今田耕司、高橋克実、スペシャルMCの西畑大吾 (C)フジテレビ

    (左から)MCの今田耕司、高橋克実、スペシャルMCの西畑大吾 (C)フジテレビ

海外展開の可能性も感じていたフォーマット

かねてから『爆笑レッドカーペット』のフォーマットには、まだ可能性があると考えていた藪木氏。「横に流れていくベルトコンベアは、120cmの幅に入るセットだったら何でも置けて、最後はそこに乗っているというルールさえ守れば、後は自由にできるという優れモノなんです。だから、お笑いじゃなくても(エンターテインメントの装置として)海外に持っていけるんじゃないかと思っていて、そのためには一度日本で復活しておきたい」との思いを抱えていたというが、そんな中で古巣をめぐる一連の事案が起きた。

「自分に何かできないかとやきもきしていた中、今年の春に、『爆笑レッドカーペット』を一緒にやってくれていた小仲(正重、当時・バラエティ制作センター室長/現・スタジオ戦略本部第3スタジオ ゼネラルプロデューサー)が“またやろうと思っているんですけど、協力してくれませんか?”と呼んでくれました」

YouTubeショートやTikTokを見ていると、次々に『爆笑レッドカーペット』の動画がリコメンドされてくるといい、「短時間でネタが最後まで完結するというスタイルは、今の時代に合うと思ったので、やれるんだったらすごくうれしい」と、総合演出として参加することに。

そもそもこの番組は、2007年に『発掘!あるある大事典II』(関西テレビ制作)の打ち切りを受けて“レスキュー番組”を自負して急きょスタートした経緯があるだけに、「18年経って、このフリが効いてくるとは」と感じながら、今回の収録本番前にも、MCの高橋と今田に「レスキュー番組として始まりましたから、ちょうどいいタイミングなので気楽にやりましょう」と声をかけたそうだ。

  • 奇跡的に保管されていた“レッドカーペット”の表面

  • 番組キャラクターの「レッカーくん」

奇跡的に保管されていた傷だらけのカーペット

番組としては11年ぶり、コーナーとしては2018年元旦の『爆笑ヒットパレード』内で放送され、それ以来7年ぶりの復活となるが、番組の象徴であるカーペットの部分は奇跡的に保管されていた。番組開始当初から使ってきたものだけに、「もうシワシワで、伸び切れるんじゃないかと思うくらい亀裂がいっぱい入ってます。これが、数々の勇者たちが残した戦いの痕なんです(笑)」と、そこには芸人たちの魂が刻まれている。

もう一つ残っていたのは、番組キャラクター「レッカーくん」のトロフィー。「手は折れ、王冠はなくなり、ハゲハゲになっちゃって見るも無残だったんですけど、全部きれいに修復しました」と、現役時代の輝きを取り戻した。

ちなみにこのキャラクターは、絵の得意な当時のADに「一反木綿とM&M’Sのキャラを足して2で割って」とオーダーしてデザインされたという。