元プロ野球選手で野球解説者の工藤公康氏が11日、YouTubeチャンネル『ダグアウト!!!』で公開された動画「クビを覚悟していた時期に工藤さんを変えたきっかけとは!? さらに、工藤流 投球練習は必見です!!」に出演。プロとして通用せずに終わるかもしれないと感じた瞬間を回想した。
上重聡も「えーっ!? 工藤さんがですか?」と驚き
「野球人生最大のミス」というトークテーマで、「高校の夏が終わってから、遊んでしまったことです」と答えた工藤氏。
甲子園が終わった後、練習をせずにゲームセンターや喫茶店に通っていたそうで、「2年半の(寮生活から)放たれたんです。糸の切れた凧状態です」「やっちゃったんです……」と当時を述懐。そんな怠惰な生活の結果、夏には70キロ未満だった体重が、ドラフト時には85キロ程度まで増加したという。
その結果、肉体的にも大きな変化が生じてしまったようで、「プロに入ってから動きとか色んなものに慣れるのがすごく遅くなったし、高校の時のようなコントロールもなかったし」「(元に戻るのに)そこから2年、3年かかっちゃったんで」と、高校3年時の日々を後悔した。
そして、工藤氏は「もうその間に『あ、もうダメだ』って思って」とポツリ。「『あ、もうこれで終わっていくんだ。あと1年か2年したら、どこかにトレードに出されて、1年ぐらいで終わりだな』『次何しよう?』って考えてました」と打ち明けると、これには上重聡も「えーっ!? 工藤さんがですか?」と驚いた様子だった。
【編集部MEMO】
『ダグアウト!!!』(BS10 毎週月曜22:00〜)は、プロ野球選手・OBたちが「ダグアウト」(試合中に監督や選手が待機するベンチ)で話すような球界のアレコレを語る野球トークバラエティ番組。自分が一緒にプレーしたい選手を選ぶ「俺のベスト9」、子どもたちからの野球に関するさまざまな質問にゲストが直球で答えていくコーナー「教えて! 野Q塾」など、野球好きにはたまらない企画が見どころ。