元プロ野球選手で野球解説者の山本昌氏が14日、YouTubeチャンネル『【東海テレビ公式】ドラHOTpress』で公開された動画「山本昌&山崎武司(※崎はたつさき) プロ野球 やまやま話『二刀流復活! 大谷翔平』」に出演。大谷翔平の投球フォームの変化について語った。
大谷翔平の投球フォームの変化
今季、投手としても復帰し、二刀流を再開している大谷。復帰3戦目でメジャー自己最速の163.6キロをマークするなど徐々に平均球速も上がっている状況だが、これについて山本氏は「ライブBPっていう味方に投げるのと、試合で相手に投げる(のとでは全然違う)」「審判がついてファンの方がいてっていうとね、やっぱりアドレナリンじゃないんだけど、自然と力入るんです。火事場の馬鹿力みたいなやつ」と述べた。
続けて、復帰登板で161キロを出したことに触れ、「あれが最初に出て、だんだん体に馴染んできた。体があれだけ休んだ後なんで、最初はちょっとついていかなかったけど、だんだんとこの前の2イニング投げた時も、ついて来始めてるんでね」と解説した。
また、投手復帰前後の変化について、「フォームはね、やっぱり毎年変わっている。じゃあ、前回エンゼルスで投げた時と同じかって言われたら、フォームのタイミングの取り方とか、腕の振り幅とか振り方とかちょっと違う」と分析していた。
【編集部MEMO】
プロ野球生活32年、50歳まで現役を続けた山本昌氏。NPB史上初となる50代での登板など、投手として数々の最年長記録を保持している。自身が現役を長く続けることができた理由として、YouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂』にゲスト出演した際には、「工藤(公康)さんの存在も大きかった」「あの人が長くやったんで、僕はその獣道を後ろから歩いて、気づいたら45歳」「それまで『球界最年長』と言われないんで、注目されないんですよ」などと語っていた。