現役女子高生コスプレイヤー・猫乃うたが、4月26日から27日にかけて千葉・幕張メッセにて開催されたサブカルチャーの祭典「ニコニコ超会議2025」に参加。「にじさんじ」所属VTuber・壱百満天原サロメのコスプレを披露し、X上でも「クオリティ高い」「可愛すぎる」「眼福でしかない」「縦ロールも実際に見ることができてほんとに良かった」「美しすぎる、、本当にウィッグの再現度がすごい」など絶賛の声が殺到した。

  • コスプレイヤー・猫乃うた(@NekoPikoU)が公開した壱百満天原サロメのコスプレ写真

「容器を切って……昨日の朝6時までやっていました(笑)」

「推しが好きすぎて、その世界を少しでも覗いてみたいと思ったのがキッカケなんです」

そう語るのは、現役女子高生コスプレイヤーの猫乃うた。コスプレ歴は1年と短いが、その表現力と愛情の深さで多くのファンを魅了している。当時、「推しへのこの気持ち、どこにぶつけたらいいんだろう?」という悩みを抱えており、たまたまYouTubeでコスプレ動画を目にしたのが始まりだった。

彼女は「推しの目線に立てるというか、推しが見ている世界を見られるんですよ!」と目を輝かせながら、単なる趣味の枠を超えた“特別な体験”だと語る。念願の初コスプレは、大好きな漫画『僕のヒーローアカデミア』の耳郎響香だった。

初めて推しの衣装に身を包んだ時の気持ちについては、「この感動をどこに出せばいいかわからなくて、とりあえず鍵アカに投稿したんです(笑)。反響はなかったけど、自分の中では大満足でした!」と回顧。そして、自身の視界に推しの髪の毛、推しが着ている服がある状況に、「本当に、推しがそこにいるみたいなんです。彼女は今も最推しで、それは一生変わらない!」と胸を張る。

活動を続ける原動力は「好き」の気持ちだといい、「アニメやゲームを観ていると、新たな魅力的なキャラクターにどんどん出会えるんです。そのたびに、『この子のコスプレしたい!』って気持ちがあふれてくるんですよね」と説明。中でも一番大きな理由は、小さい頃から大好きだというアニメ『アイカツ!』の存在で、「着たい衣装が50着以上あるんです! 10年経っても多分コスプレしていると思います。もう、完全に沼です(笑)」と愛を隠しきれない様子だ。

同イベントでは、以前から念願だったという「にじさんじ」の壱百満天原サロメのコスプレに挑戦し、「ずっと大好きだったサロメさんのコスプレに、やっと準備が整って、『ニコニコ超会議』で出せました」とニッコリ。衣装は既製品をベースに、自分の体型に合わせて調整し、シルエットにもアレンジを加えた。

特にこだわったのは、特徴的な髪型で、「この立体感を出すために、1.5リットルのサイダーを6本以上飲みました!」と驚きの工夫も。空き容器を土台にして、一つひとつ丁寧に組み立てていったそうで、「制作期間は1週間くらい。学校や用事から帰ってきて、黙々とジュースを飲んで、容器を切って……昨日の朝6時までやっていました(笑)」と明かした。

コスプレを始めて感動したことを尋ねると、「たくさんの夢が叶えられるところ。そして、趣味の合うお友達ができること」とのことで、「『アイカツ!』で憧れていたキャラクターのコスプレで、大好きなお友達と一緒に『踊ってみた』のステージに立てたこと」と具体的なエピソードを挙げる。続けて、「まずそれを行動に移せたことが自分自身でも感動しましたし、親族とかも喜んでくれました」と振り返った。

そんな猫乃は、「私にとって、コスプレは“心の表現”かもしれません」とコメント。また、原作キャラの姿を借りて、自分の解釈で表現する瞬間に達成感があるとのことで、「観ているだけでも好きになれるけど、姿を借りるともっと好きになれる。“究極のオタ活”だと思います(笑)」と熱弁した。

最後に、これからコスプレを始めようとしている人に向けて、「周りの人に迷惑をかけないとか、一般的なマナーはわきまえるのは大前提」としながらも、「一旦チャレンジしてみよう!」と笑顔。そして、「推しになれた時の喜びとか、新たなオタ活が芽生える喜びを是非感じてほしいです」とメッセージを送ってくれた。