テレビ画面を注視していたかどうかが分かる視聴データを独自に取得・分析するREVISIOでは、嵐のメンバーが主演する7月スタートの夏ドラマが初回を迎えた週(7月7日~13日)のドラマ注目度ランキングを作成し、傾向を分析した。

  • “嵐祭り”メンバー主演夏ドラマ初回注目度を分析

    “嵐祭り”メンバー主演夏ドラマ初回注目度を分析

注目度トップは相葉雅紀主演『大追跡』

注目度とは、テレビの前にいる人のうち、テレビ画面に視線を向けていた人の割合を示した指標。数値が高いほどその番組が視聴者を「くぎづけ」にしていたと評価することができる。

7月クールは、相葉雅紀主演『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』(テレビ朝日)、櫻井翔主演『放送局占拠』(日本テレビ)、松本潤主演『19番目のカルテ』(TBS)と、3人のメンバーが主演を務める作品が放送され、ファンの間では“嵐祭り”として盛り上がりを見せている。

初回放送について3人の主演ドラマを比較した結果、7月9日に放送された『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』が最も高い注目度を獲得した。『大追跡』はREVISIOの視聴データ公開サイト「RE.Source」で発表しているドラマ部門の週間注目度ランキング(7月14日21時時点)においても1位を獲得している。

トップ10にはほかにも、『19番目のカルテ』『放送局占拠』がランクインしている上に、二宮和也ががキャスティングされているNHK『あんぱん』も同時にランクイン(※当該日での二宮の出演はなし)。まさに“嵐祭り”と呼ぶにふさわしい結果となった。

ちなみに、3作品の中で世帯視聴率(※REVISIO調べ)が最も高かったのは、『19番目のカルテ』名作ぞろいのTBS日曜劇場枠とはいえ、近年は10%近い世帯視聴率を獲得することは容易ではない。初回世帯視聴率9.7%という数字には、松本の人気の高さが大きく貢献していることは間違いないだろう。

2020年10月以降のメンバー出演ドラマ1位は『VIVANT』

また、2020年10月以降に嵐のメンバーが出演したドラマの注目度ランキングも発表。最も注目度が高かったのは、二宮が出演したTBS日曜劇場『VIVANT』だった。個人全体注目度71.0%という数字は、2023年下半期のドラマ平均注目度61.4%を大幅に超える、非常に高い結果だった。先日続編の制作が発表されたばかりだが、引き続き二宮の出演はあるのだろうか。

2位は、松本主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』。嵐のメンバーの中で、唯一大河ドラマに主演した松本。1年を通して高い注目度を維持し、個人全体では70.0%という高い数値を記録した。

3位~6位は、二宮が主演したTBS日曜劇場の2作品のほか、櫻井出演の『笑うマトリョーシカ』や相葉主演の単発ドラマ『ひとりぼっち』など、すべてTBSのドラマがランクインした。ランキング10作品のうち6作品をTBS×嵐メンバーの作品が占める結果となった。