石田さんは「いろんな人と出会って、いろんな人生を知るのが面白い」と話す。普段から芸能界という個性の強い人が集う世界に身を置くあのだが、これまで出会ってきた人で印象的な人は、「芸能人じゃないんだけど」ということで、「一緒にお仕事させていただいた方で、コラージュアーティストの河村康輔さんです」と名前を挙げた。
「すごくハードコアでパンクなディレクションやアートワークをされている方なんです。見た目から怖くてイカツい方かなと思いながら会ったら、めちゃくちゃ普通の身なりで、中身は乙女くらい恋バナ好きで」
しかし、印象に残ると挙げたのは、パッと見から来る外見のギャップによるインパクトではなかった。
「ものすごく人の良さがあって、そこに感動したんです。いっぱいお話もさせてもらったんですけど、心の奥にある強さや本当のかっこよさを感じました。河村さんは、かっこいいものとか尖ったものを作っているから、外側に尖ることもできると思うんです。それって自分を守ることにもなる。でも、河村さんは自分自身がブレないし、ズレないから、外に尖る必要がないというか。動じない芯の強さがあって、そこがかっこいいなぁと思いました」と、見た目のその奥に感じた強さを話した。
「おばあちゃんになっても、音楽はできる」
さて、3月に34歳になった石田さん。徐々に変化も生まれつつ、「人の家を泊まり歩いて死ぬのが夢」と変わらぬ意思を語る。そんな石田さんを見守ったあのに、現時点でずっとやり続けたいと思えるものはあるか尋ねると、「音楽です」と即答。
「音楽がいっぱい、ずっと身近にあるといいなと思う。死ぬのが何歳かは分からないけど、例えばおばあちゃんになっても、音楽はできると思うんです。大きいステージに立つとかじゃなくても、家族に聴かせるとかでもそうだし、とにかく音楽には囲まれていたいなあと思います」と、まっすぐに語った。
●あの
2020年9月から「ano」名義でソロ音楽活動を開始。22年4月、TOY’S FACTORYからメジャーデビュー。同年10月、TVアニメ『チェンソーマン』エンディングテーマに「ちゅ、多様性。」が抜てきされた。23年末には『NHK紅白歌合戦』にも出場。24年3月、映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』で主演声優と主題歌を担当。映画『【推しの子】-The Final Act-』にもMEMちょ役で出演。音楽活動だけに留まらずタレント、女優、声優、モデルと多岐にわたり活動する。25年9月には自身初の武道館公演を開催予定。
