エクスペディアは6月26日、2025年夏の「人気海外旅行先ランキング」を発表した。同ランキングは、1月1日~4月27日にエクスペディア上で検索された、7月・8月の旅行に関する検索データをもとに集計したもの。

  • エクスペディア「2025年夏 人気海外旅行先ランキング」

    エクスペディア「2025年夏 人気海外旅行先ランキング」

今年の夏の海外旅行の検索数は、前年比110%と微増。人気の海外旅行先は、不動の人気を誇る「ホノルル」が1位に。以下、2位「ソウル」、3位「シンガポール」、4位「バンコク」、5位「バリ島」、6位「パリ」、7位「台北」、8位「ダナン」、9位「ロサンゼルス」、10位「オレンジカウンティ」がランクイン。

今年のゴールデンウィークの人気海外旅行先TOP10では、近場のアジア都市が7カ国を占めていたが、夏の旅行先では欧米から4カ国がランクインする結果に。夏休みはより遠方への旅行を考えている人が増えているよう。

  • エクスペディア「2025年夏 海外旅行先 人気上昇ランキング」

    エクスペディア「2025年夏 海外旅行先 人気上昇ランキング」

また、昨年と今年の夏(7月~8月)の検索数を比較したところ、世界最大のカルデラ湖を有する「スマトラ島(インドネシア)」の人気が急上昇している。以下、伸び率が高かった順に、スイスの「ベルン」、ベトナム最大の島「フーコック島」、「ホイアン」(ベトナム)、「サンディエゴ」(アメリカ)と続き、日本人にとって新たな魅力に満ちた東南アジアの旅行先が多くランクインしている。

続いて、日本が夏の時期、季節が逆の南半球(熱帯地域を除く)における人気旅行先についても調べたところ、1位「シドニー」、2位「ゴールドコースト」、3位「メルボルン」と、オーストラリアの人気都市がTOP3を独占した。

また、希望する設備やサービスなど、多く使用されたフィルターを見てみると、1位は「プール」、3位は「オーシャンビュー」と夏休みには欠かせないフィルターが上位にランクイン。一方で、2位には「キッチン・キチネット」、4位には「空港からの無料送迎」と、昨今の物価高や円安の影響を受けて、現地での移動や食事などの費用を抑えようとしていることが伺える結果となった。。

  • エクスペディア「2025年 お盆期間中の混雑予想」

    エクスペディア「2025年 お盆期間中の混雑予想」

最後に、最大9連休となる今年のお盆期間(8月6日〜17日)のうち、エクスペディアのフライト検索データからフライトが混雑する日を調べたところ、8月8日〜10日が特に混雑するよう。逆に、最も混雑が少ないと考えられるのは8月17日で、最も混雑が予想される8月9日と比べて6倍以上の差が。

また、ホテル宿泊検索データによると、宿泊が特に混雑するのは8月9日〜11日と予想。期間中、最も混雑が少ないと考えられる8月17日と比べて、最も混雑が予想される8月9日は約4倍混雑する可能性があるという。お盆の連休に合わせて有給休暇を取得できる場合は、8月15日に出発すれば、混雑を避けた旅行ができるため、おすすめとのこと。