女性の健康について「話す」「知る」ことを目的とした女性限定のリアルイベント「Mint+ Meeting presented by あすか製薬〜つながる声が、わたしを強くする〜」が6月25日、マイナビPLACE(東京都中央区)で開催された。
主催のあすか製薬は2020年に、女性特有のつらい症状に悩む人々をサポートするため、「女性のための健康ラボ Mint+」を設立。以来、「悩みを広く共有し、正しい知識を伝え、不安を和らげること」「毎日を前向きに過ごすためのヒントを発信すること」をテーマに、さまざまなコンテンツを提供してきた。
イベントにはタレントの休井美郷さんと産婦人科医の宋美玄(そん・みひょん)氏が登壇。休井さんが高度異形成と診断された経験や宋氏による専門的なアドバイスを通して、産婦人科をより身近に感じ、自分自身の健康を大切にするためのヒントを紹介した。
七夕が近いこともあり、登壇者や参加者が健康に関する願いを書いた短冊が集まったツリーが会場に飾られた。休井さんが書いたメッセージは「自分自身を大切に」。
「高度異形成と診断されたとき、自分の命と向き合いました。そのことを経て、自分自身を大切にしようと思うようになったので、この言葉を書かせていただきました」(休井さん)
産婦人科は"妊娠したときに行くところ"だと思っていた
休井さんは32歳のころ、人間ドックに関する仕事をきっかけに産婦人科を受診し、「子宮頸がんの一歩手前」とされる高度異形成と診断された。しかし、それまで産婦人科はあまり身近に感じられず、受診することに対して構えてしまっていたという。
「産婦人科は"妊娠したときに行く場所"というイメージがまだ強かったので、なかなか足が向きませんでした。一度受診するとハードルが下がって印象が変わると思うんですが、最初の一歩が難しいかもしれません。特にマンモグラフィーは"痛い"という印象があったのですが、実際に受けてみると、そこまでではなかったです。だからこそ、正しい知識を日頃からきちんと身につけておくことが大事なのだと思います」(休井さん)
宋氏は「産婦人科はデリケートな診療内容が多いため、過去の受診で嫌な思いをして『もう行きたくない』と感じる方がいることもあり、それが心苦しい」と話す。
「最近では羞恥心に配慮した対応や丁寧な説明を心がける若いドクターも増えてきています。女性医師の数も増加していますし、産婦人科の受診が"特別なこと"にならないよう、私たちも工夫を重ねています。とにかく最初の一歩、受診のハードルを乗り越えていただけたらと思います」(宋氏)
宋氏「生理の不調など気軽に相談してほしい」
休井さんは現在、定期的に産婦人科を受診しており、3カ月に1回は必ず通うようにしているという。宋氏も「定期的な受診は重要です」と解説している。
「子宮頸がんの疑いがある場合は、3カ月ごとの受診が必要になります。そうでない方でも、最低でも年に1回は子宮や卵巣のチェックを受けることを推奨します。生理痛や生理前の不調についても、気軽に相談してほしいですね」(宋氏)
せいろ蒸しで苦手野菜を克服、体を温める効果も
イベントでは、"あざとかわいい"でブレークした休井さんが「3つの健康あざとテク」を紹介。3位は「腸活」、2位は「せいろ蒸し」。
「乳酸菌を摂るようにしているんですが、最近"オリゴ糖も一緒に摂ったほうがいい"ってよく見かけるようになったので、あわせてオリゴ糖も意識して取るようにしています。せいろ蒸しは野菜をたくさん蒸して食べています。私は生野菜がちょっと苦手なので、蒸すようにしているんです。キノコ類が大好きなので、よく入れています」
宋氏も、せいろ蒸しで体を温めることは産婦人科医の立場から見ても重要だと話す。
「体温は肝臓や筋肉などで作られますが、女性はどうしても筋肉量が少ないため、冷えやすい傾向があります。特に夏場は冷房の効いた部屋で過ごすことが多く、体が冷えがちです。だからこそ、内側から体を温めるという意味で、せいろ蒸しのような温かい食事を"自分が心地よいと感じる範囲で"取り入れるのは、とても良いことだと思います」(休井さん)
1位は「トレーニング」。筋トレをメインに、4年ほど続けているという。
「少なくとも週に2回はトレーニングするようにしていて、今日も筋肉痛なんです(笑)。夏は肌見せの季節ということもあり、きれいな背中にしたいので、"デッドリフト"という種目を頑張っています。今は自分の体重くらいのバーベルを持ち上げられるようになりました」(休井さん)
女性の体や健康について正しい情報を得るには?
「女性のための健康ラボ Mint+」は医師監修のもと、女性の体や健康に関する正しい情報を発信している。女性が自分の体について不安を感じたときに、辞書のように使える心強いサイトだ。
休井さんも「とても心強いサイト」としておすすめしている。
「病気になったときって、つい"検索魔"になっちゃって。気づいたら朝の4時とか5時まで、ずっと検索し続けてしまったことがあるんです。でも何が正しくて何が間違っているのか分からなくなってきて、どんどん気分が落ち込んでいくんですよね。だから、本当に正しい知識が書かれているサイトがあるのは、とてもありがたいです」(休井さん)