星野リゾートは、2025年12月11日にリゾートホテル「リソナーレ下関」(山口県下関市)を、2026年夏に温泉旅館「界 宮島」(広島県廿日市)を開業する。
同社は現在、中国地方に「界 玉造」「界 出雲」「界 長門」の3施設を運営しており、新たな2施設の開業により、2026年には計5施設の展開となる予定だ。
中国地方には、神話の息づく出雲大社や玉造温泉で知られる島根県、三方が海に開かれた山口県、世界遺産・嚴島神社を擁する広島県など、豊かな自然と奥深い歴史文化などの魅力がある。これらの魅力を宿泊施設のサービスと組み合わせ国内外に発信することで、多様な旅のニーズにこたえ、地域性を活かした星野リゾートらしい滞在やユニークな体験を提案するとしている。
山口県・下関市「リゾナーレ下関」
山口県・下関市にリゾナーレが誕生する。土地の特性を活かした空間デザイン、豊富なアクティビティをそなえ、地域や季節ならではの体験を提供するリゾートブランドで、国内に6施設、海外に1施設展開している。
今回オープンするホテルは、「海峡のデザイナーズホテル」をコンセプトに、関門海峡の景色や「ふぐ」といったこの地域ならではの要素をスタイリッシュに取り入れた建築に加え、ロケーションを活かしたアクティビティで"海峡を楽しみつくす滞在"をデザインする。関門海峡を目の前に臨む絶好のロケーションに位置し、客室はもちろん、施設内のテラスやプールからも、時間によって移り変わる関門海峡の景色を楽しむことができる。
広島県・宮島口温泉「界 宮島」
温泉旅館ブランド「界」は、「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追及している。また、その地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽」や、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」も特徴となっている。
2026年夏の開業を予定している界 宮島は、嚴島神社の大鳥居を望む場所に位置しており、全室オーシャンビューの客室や建物最上階の大浴場からは、瀬戸内海の絶景が広がる。また、瀬戸内地域に古くから伝わる「石風呂」を現代に再現し、地域の文化と歴史を深く感じられる特別な滞在を提供する。