カラダ作りや美容目的で飲む人が増えてきたプロテイン。継続するなら飲みやすくて美味しいものを選びたいですよね。今回は、スポーツジムのインストラクター経験を経て、プロテイン摂取が日課になった筆者が、今年発売された大容量タイプをレビュー。それぞれの味わいやおすすめのシチュエーションなどを紹介します。

  • 2025年新作プロテイン6種をレビュー

2025年発売のプロテイン、どれが飲みやすい?

初めてプロテインを飲んだ時は、粉っぽさや独特な味に「美味しくない」と思っていた筆者。体作りのためだからと摂取していましたが、最近では様々なフレーバーが登場し、「美味しいから飲みたい」と思えるものが増えてきました。

プロテイン選びでは、目的に応じたプロテインの種類やそのほかに配合される栄養素はもちろんのこと、飲み続けるためにフレーバーも重視したいですよね。今回選んだのは、牛乳由来で必須アミノ酸のBCAAが含まれ、吸収力が早く運動後のたんぱく質補給に適した「ホエイプロテイン」、消化吸収が緩やかで満腹感を得られやすい大豆由来の「ソイプロテイン」、植物性プロテインの中では吸収しやすく、環境への負荷が少ないえんどう豆由来の「ビープロテイン」など様々な種類のプロテインの中から、今年発売された大容量サイズのものを水で溶かして試飲してみました。

VALX『VALX ホエイプロテイン リッチチョコレート風味 -サクサクチョコクランチ入り-』

  • VALX『VALX ホエイプロテイン リッチチョコレート風味 -サクサクチョコクランチ入り-』(420g 3,218円)

フィットネスブランド「VALX(バルクス)」から発売されている『VALX ホエイプロテイン』シリーズは、毎日続けられる価格、味、溶けやすさの条件を満たしたプロテイン。水でも美味しく飲め、味のバリエーションの豊富さが魅力です。

2025年1月29日より販売を開始した『VALX ホエイプロテイン リッチチョコレート風味 -サクサクチョコクランチ入り-』は、チョコクランチのサクサクした食感と、コク深く濃厚なチョコレートの味わいを楽しめるのだそう。

  • パウダーの中にはゴロゴロとチョコクランチが入ってる!

一食(30g)あたりのたんぱく質含有量は21.4g、カロリーは135kcalです。水で割ってみると、泡立ちもなくシャバシャバしたテクスチャーでクッキーが浮いていました。一口飲んでみると、チョコスイーツを食べているようなリッチな味わいで女子ウケも良さそう。ほろ苦いチョコクランチの食感も楽しめるので、一杯でも満足感を得られます。

プロテインの独特な味わいに抵抗がある人や減量中のご褒美としておすすめのチョコ感満載のプロテインでした。

マイプロテイン『Essential ホエイ プロテイン バニラ』

  • マイプロテイン『Essential ホエイ プロテイン バニラ』(1.3kg 7,000円 ※編集部調べ)

英国発スポーツ栄養ブランド「マイプロテイン」の『Essential ホエイ プロテイン』は、より高いコストパフォーマンスを実現した新商品。現在ホエイプロテインを使用した商品が原材料価格の高騰により値上げが続く状況下でも、100gあたり70gのホエイプロテインを含有し、1.3kgと充実した内容量でお得な価格設定を実現しています。

チョコレートスムーズ、バニラ、ストロベリークリームと3種類がある中で、今回試したのはバニラフレーバー。一食(25g)あたりのたんぱく質含有量は18g、カロリーは110kcalです。

シェイカーを開けてみるとクリーミーなバニラの香り。海外のお菓子にありそうなバニラクリームのような味わいで、甘党さんから好まれそう。濃厚な味わいでとろみもあるので腹持ちも良く満足感がありました。

減量中に空腹感と戦っている時や甘いものが恋しい時に。また、味がしっかりとしているのでプロテインを使ったお菓子作りにハマっている人にマッチしそうです。

DNS『プロテイン スムース ソイ チョコレート風味』

  • DNS『プロテイン スムース ソイ チョコレート風味』(630g 3,477円)

スポーツサプリメントブランド「DNS」から生まれた『プロテイン スムース ソイ』は、身体を引き締めるために日々努力する人に向けた新シリーズです。従来品と比べ、ザラつきや苦みなどの独特な風味を大幅に改善し、後味がよくすっきりとした口当たりに。さらに自然で優しい甘みと、飲みにくさにつながる泡立ちの抑制を実現したことでストレスなく毎日継続できるよう開発されました。

チョコレート風味とプレーンの2種類が展開されている中で、今回試したのはチョコレート風味。一食(26g)あたりのたんぱく質含有量は16g、カロリーは100kcalです。

水に溶かしてみると、とろみはなくサラサラとした質感に。フタを開けると本格的なチョコレートの香りがふわっと漂います。飲んでみると、ソイプロテインの豆っぽい独特な風味や粉っぽさは感じず、カカオ感を楽しめるチョコレート風味。甘すぎないので、ハードな運動後でもスッと飲めそうなさっぱりとした後味でした。

『プロテイン スムース ソイ チョコレート風味』は、プロテイン初心者やクセがない味わいを求めている人、甘さは抑えながらもチョコレート本来の味わいを楽しみたい人におすすめです。

  • 『プロテインホエイ100 いちごミルク風味』(35g 348円)

味のバリエーションを楽しみたい時には8種類ものフレーバーがある『プロテインホエイ100』もおすすめ。特にいちごミルク風味は、プロテインとは思えないリアルないちごミルク味。甘さはあるのにくどくなく、トレーニング後でもサラッと飲めるのでおすすめです。

anoma『Well Protein ピーチ風味』

  • マイプロテイン『Well Protein ピーチ風味』(300g 3,942円)

100%植物性ピープロテインブランド「anoma」の女性向けライン「anoma beauty」が展開する『Well Protein』。“ココロとカラダが整う、私のお守りプロテイン”をコンセプトに、たんぱく質だけでなく、女性特有のカラダとココロの不調を整える効果があるとされるテアニンを、1食あたり200mg配合。さらに不足しがちな葉酸や鉄分、ビタミン6種も配合しています。

第2弾として2025年1月14日より登場したピーチフレーバーは、程よい甘みと後味の爽やかさで、毎日飲んでも飽きのこないすっきりとした味わいが特徴だといいます。

一食(20g)あたりのたんぱく質含有量は10g、カロリーは82kcalと控えめでダイエット中でも罪悪感なく飲めそうです。

水に溶かし、フタを開けると芳醇なピーチの香り。爽やかなピーチ系の味わいに、ほんのりとあるとろみとビープロテイン特有のざらつきが合わさり、あらごしの桃ジュースを飲んでいる感覚に。ビープロテインならではの苦みやえぐみも抑えられているので、えんどう豆由来のプロテインに挑戦してみたい人にもおすすめです。

フルーティな味わいなので、運動後のリフレッシュや朝食にぴったりです。

ULTORA『SWEETS PROTEIN SHAKE アサイーボウル風味』

  • ULTORA『SWEETS PROTEIN SHAKE アサイーボウル風味』(330g 4,200円 ※編集部調べ)

ボディメイクブランド「ULTORA」の『SWEETS PROTEIN SHAKE』は、ブランドアンバサダーの藤田ニコルさんの”ダイエットの挫折から救いたい”という思いから、ダイエット中の甘いもの欲を満たすご褒美感のある甘さはキープしつつも低糖質で低脂肪。即吸収のホエイと穏やかに吸収するソイをブレンドしたダブルプロテインに加えて1日分のビタミンや鉄・亜鉛を配合したご褒美美容プロテインです。

新フレーバーのアサイーボウル風味は、華やかなアサイーの酸味と芳醇な香りが広がり、アサイーボウルを楽しんでいるような感覚で味わえるのだそう。実際にオンラインではビスケットトッピングがセットになっているので、ザクザクとした食感もプラスできます。

アサイーボウル風味の一食(22g)あたりのたんぱく質含有量は12.6g、カロリーは76.5kcalと控えめでした。今回試した6つの中で一番とろみがあり、香りはベリー風味の甘い香りが漂います。実際に飲んでみると、香り通りのしっかりと甘みがあるベリー風味のデザートのような味わい。やや苦みと粉っぽさを感じますが、とろみがあるので一杯でも満足感が得られます。

たんぱく質だけでなく美容成分も一緒に摂取したい人や、腹持ちの良いプロテインを探している人におすすめです。

BCL『オヤスミタンパク イチゴ味』

  • BCL『オヤスミタンパク イチゴ味』(300g 4,968円)

睡眠が美容の質を高めることに着目して生まれた『オヤスミタンパク』は、その名の通り寝る前に飲む夜の美容プロテインです。入眠3時間で最も分泌されるといわれる成長ホルモンには、肌のターンオーバー促進や日中の紫外線ダメージを修復する働きがあることから、ソイ、コラーゲン、ホエイのトリプルプロテインに加え、成長ホルモンのもととなるアミノ酸や睡眠をサポートする乳酸菌やGABAを配合しています。

プロテイン初心者でも飲みやすいイチゴ味、ココア味、チャイ味を個装タイプで展開していましたが、2025年2月7日から大容量タイプが限定発売されました。

  • イチゴ味には果肉入り!

イチゴ味の一食(10.5g)あたりのたんぱく質含有量は9g、カロリーは37kcalです。寝る前に飲むタイプということもあり、水もしくは牛乳で溶かす量は100mLから120mLと平均よりも少なめに設定されていました。

甘酸っぱさを感じるまろやかなイチゴ味ですが、寝る前でもサラッと飲めるさっぱりとした後味。軽やかな飲み口ですが、果肉が入っているのでお腹が空いて眠れないという時でも小腹を満たしてくれます。罪悪感を感じさせない夜のデザート感覚で摂取できるプロテインでした。

溶けやすさ比較! ダマになりにくいプロテインはどれ?

  • 左から『オヤスミタンパク イチゴ味』、『Well Protein ピーチ風味』、『プロテイン スムース ソイ チョコレート風味』、『SWEETS PROTEIN SHAKE アサイーボウル風味』、『VALX ホエイプロテイン リッチチョコレート風味 -サクサクチョコクランチ入り-』、『Essential ホエイ プロテイン バニラ』

プロテイン選びでは飲みやすさにつながる溶けやすさも大切。シェイカーを使って一食あたりに推奨する量の水に溶かしてみると、あっという間に全て溶けたのは『VALX ホエイプロテイン リッチチョコレート風味 -サクサクチョコクランチ入り-』と『プロテイン スムース ソイ チョコレート風味』。その次に『Well Protein ピーチ風味』と『オヤスミタンパク イチゴ味』がダマになることなくしっかりと混ざりました。

『Essential ホエイ プロテイン バニラ』と『SWEETS PROTEIN SHAKE アサイーボウル風味』は、筆者の混ぜ方が甘かったのかダマが残ってしまいました。スプリングボール付きのシェイカーがあると、忙しい朝でもスムーズに飲めそうです。

  • 左から『オヤスミタンパク イチゴ味』、『Well Protein ピーチ風味』、『プロテイン スムース ソイ チョコレート風味』、『SWEETS PROTEIN SHAKE アサイーボウル風味』、『VALX ホエイプロテイン リッチチョコレート風味 -サクサクチョコクランチ入り-』、『Essential ホエイ プロテイン バニラ』

プロテインは「目的」と「タイミング」で選ぶべし!

薄着になる夏本番に向けて、理想の体を目指している人もいるはず。運動後や朝、寝る前と飲むタイミングは人それぞれですが、シーンや自分の好みに合ったフレーバーのプロテインを選んで継続してみてくださいね。