テレビプロデューサーの佐久間宣行氏が18日深夜、ニッポン放送のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』で、“ロケ弁”の裏話を語った。

  • 佐久間宣行氏

ドラマとバラエティのロケ弁を比較

「第2回 日本ロケ弁大賞」の発表を受け、この日はロケ弁の話題に。佐久間氏は、「ロケ弁は誰が注文しているのか?」と聞かれると、「頼む人は、デスクさんかAPさん」と回答。さらに、「センスがある人とない人はいるのか?」という問いには、「あります(笑)」と答え、「食に興味があるかどうかで全然違う」と吐露。「食に興味があっても、攻めすぎてて全然わけわかんない弁当頼んで。五穀米と全部野菜みたいなやつが届いて、カメラマンが怒るっていうのがたまにある」と苦笑いで明かした。

テレビ業界のロケ弁について、佐久間氏は、「結構、誤解してると思うんだけど……」と前置きしながら、「ドラマのお弁当って良さそうに見えるでしょ? でも、ドラマのお弁当より、バラエティのほうがいい」と告白。その理由を、「バラエティは、2週間に1回の収録だから。ドラマは、3カ月ずっと撮ってるから予算をそんなにかけられない」と説明し、「だから、役者さんとか主役の方が、お弁当を入れてくれる。差し入れのお弁当の文化なの。バラエティの差し入れは、“詫び弁”ぐらいしかない」と打ち明けた。

また、「この世で一番お弁当がいいのは、モデル界って言ってたな。雑誌が一番いい」「雑誌の撮影って、テレビほどしょっちゅうあるわけじゃないから」と明かした佐久間氏は、「ビックリしたもん。見たことがないお弁当がたくさん出てきたの。だから、ファッション誌が一番素晴らしいです。フルーツとかも置いてあるらしい」とうらやましげ。最後は、「言っとくけど、ラジオはお弁当はないです! 水もなかったりします(笑)」とぶっちゃけて締めくくっていた。

なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。また、『オールナイトニッポン0』は、ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」で放送と同時に映像でも配信中。放送後には「17LIVE」限定のアフタートークも配信されている。

【編集部MEMO】
佐久間宣行氏がパーソナリティを務める『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』は、2019年4月にスタート。前月に行われた発表会見では、「この年になって、夢がかなうことがあるんだなと。中学時代から聴いていた『オールナイトニッポン』にまさか43歳でオファーがあるなんて」と驚き、就職活動でニッポン放送に落ちたことに触れながら、「『オールナイトニッポン』のディレクターをやりたかったんです。でも、まさか演者として出るとは」と話していた。